ブルーグラスとは
「ブルーグラス」とは、ビル・モンローさん(1911.9.13〜1996.9.9)が1945年頃完成させた音楽です。

電気楽器を一切使わない「ギター」「5弦バンジョー」「フラットマンドリン」「フィドル(バイオリン)」「ウッド・ベース」が基本編成のストリング・バンドです。

1930年代、ヒルビリー音楽の重要な存在であった「モンローブラザース」兄のチャーリー(ギター)と組み、マンドリンを弾いていました。1938年モンローブラザースは解散しチャーリーとビルは夫々別のバンドを作りましたが、ビルは故郷ケンタッキー州(別名:ブルーグラス・ステイツ)に因んでバンド名を「ブルーグラスボーイズ」と名づけました。

その後、幾度となく、メンバーチェンジを繰り返す中、全体のサウンドが現在私たちの聴くブルーグラスサウンドになったのは、アール・スクラッグスさんが加わった、1945年とされています。

当時の歴史的メンバーは
      レスターフラット(ギター)   アール・スクラッグス(5弦バンジョー)
      チャビーワイズ(フィドル)  セドリックレインウェーター(ベース)です。

最近でこそ、コンテンポラリーな歌や演奏が沢山ありますが、古くから、「スコットランド」や「アイルランド」の伝承曲が多く歌われ、「望郷の歌」や「失恋の歌」「宗教の歌」や「楽器演奏」等が定番となっています。
ハイテンポで独特のドライブ感のあるリズムが、わずか3つか4つのコードで歌い演奏され特に、エキサイティングな楽器のバトルは聴衆の心をひきつけます。

ブルーグラスが生まれてから、60数年が経ちました。21世紀の現在「チック・コリア」「ヨーヨー・マ」らも巻き込んでジャズやクラシックの世界でもブルーグラスの楽器技術やアンサンブルが認められ、ベラ・フレック(バンジョー)マーク・オコーナー(フィドル)ジェリー・ダグラス(ドブロ)etcを数多くのアーティストを排出しています。

今や、世界中で歌い演奏されているブルーグラスは正に「ワールドワイド」な音楽」となっています。





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