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●2011/03/27  ●Keyパーティー  ●京都市勧業館
みかん 『何あの列?』
藤沢 『ほとんどボーカロイドじゃね?』



今日は京都で開催される、数年ぶりのKeyオンリーイベントに来ていた。…が、会場外に最近では見慣れない人の列。もちろんKeyだけでは通常こんな事にはならない。どうやら今回のイベントは1つのフロアで4つものイベントを同時に開催するらしく、Key以外のジャンルを目的として集まってきているようだった。

エントランスをくぐり会場のある3階へと向かう。会場入り口に着くなり藤沢が口を開く。



藤沢 『イオンに服買い行こか?』
みかん 『ヤル気ねぇ!!久々のオンリーやったんで本しこたま持ってきてんですけど?!』
藤沢 『売れると思ってんの?!夢見てんな!ファンタジーか!!』



あんちくりぃぱぁとお付き合いのある方ならほとんどの方がご存知の通り、あんちはコミケであろうと地方のオールジャンルであろうと俺の妹がこんなに可愛いわけがないオンリーであろうと閑古鳥が鳴いている事が多い。
弱小サークルを自覚している為か、あんちは会場入りする前に帰ろうとする事が珍しくない。

来てしまったものは仕方ないのでとりあえず入場する。最近のあんちのヤル気の無さは目を見張るものがあり、2人共自分とこのサークルスペース番号を調べもせずお隣の「ゲキガンガー」さん本人を目途に歩を進めていた。
彷徨うこと数分、ようやくゲキガンガーさんのスペースにたどり着いた。


程なくしてイベント開始前の館内放送が始まる。
案の定Keyパーティー以外に群がる一般参加の方々。十分想定していたとはいえやはり悲しい。

開始数分後。
案の定あんち以外の隣の「ゲキガンガー」さんともう一つ隣の「とろろのお宿」さんに群がる一般参加の方々。十分想定していたとはいえやはり悲しい。

暇なのでカントリーマァムを振舞いついでに、なんとなく聞いてみることにした。



みかん 『宜しかったらどうぞ。もしかして今回のパンフのカットとか描かれてるサークルさんですか?』
猫足とろろ様 『はい、そうです〜。宜しかったらこれどうぞ♪』



いきなり本やグッズを頂いてしまい戸惑うあんちの2人。頂いた物に比べクオリティーの数倍低いあんちの最新刊を、心苦しく感じつつもお渡しする。



みかん 『申し訳ないです、こんなものしかお渡しできなくて。カントリーマァムを差し出すことぐらいしか
      できないサークルで申し訳ないです!』
猫足とろろ様 『いやいやいや…』



頂いた名刺を拝見するとイベント参加履歴が書いてあり、大半が広島近辺での参加のようだ。しかも東方などジャンルもあんちに比べれば比較的多岐にわたっている。あんちの知りうるサークルさんで広島近辺といえば実力派の「廊下航空」さんぐらいだったので、mixiの廊下さんのページをお見せしつつ聞いてみることに。



みかん 『このサークルさんご存知でしょうか?東方とかで広島界隈のイベントに参加されてるんですが』
猫足とろろ様 『廊下さんですね!ええ、よくお世話になってるマイミクさんですよ♪』



広いようで世界(同人界)は狭いと思ったあんちの2人だった。

気がつけば13時を回っていた。いつもの事だがあんちの売れなさは時間が経っても変わることはない。本が出るたび「助さん格さん、もういいでしょう」「帰るぞ中川!」と、今日だけで何度帰ろうと言っていたか分からなくなってきていた頃、1人のお客様が現れる。

本をお渡しした後お代を受け取り「ありがとうございました!」言いつつ座る。直後違和感を覚えみかんが立ち上がった。顔を覚えるのが苦手なみかん、普段かけておられなかったメガネとニット帽で全く気付いていなかったが、数少ないあんちのリピーターさんだったのだ。



みかん 『お久しぶりです。すみません、全然気付きませんでした』
一般参加者様 『いやあ僕の方こそいつもメガネや帽子被ってませんでしたから』



一緒にスケブの依頼をお受けし美凪を描かせて頂く。完成したスケブをお渡しすると



一般参加者様 『なんか以前より全体的に丸くなって可愛くなりましたね♪』
みかん 『そうなんですか?目は以前に比べたら割と丸めにしてますんでそのせいでしょうか?』



と、ご感想を頂く。スケブをお返しした際ご感想を頂くことは稀な為非常に嬉しいあんちだった。

気が付くと14時を過ぎていた。ふと通路を挟んで右斜め前の女性のサークルさんの小さな立て看板が目に留まる。「チャリティー色紙」と書かれていた。色紙の売り上げ全額を東北地方太平洋沖地震の募金にあてられるのだろう。あんちの知らないサークル様でしたが、素晴らしい心意気だと関心してしまった。



みかん 『素晴らしいですね、今同人サークルにできる事をされてるって感じで。カントリーマァムを差し
      出すことしか出来ない我々とはえらい違いですね』
藤沢 『じゃあ俺らは本1冊売れるごとに車椅子を贈ろう』
みかん 『どっかの阪神のOBかよっ!』



どうでもいいやり取りをしながらイベント終了。

 そしてあんちの2人は兵庫の山奥へ帰って行く。約3時間かけて…。
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