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●2002/11/23  ●約束だにょ  ●千里朝日阪急ビル4F
みかん 『着いたにょ…』

 こっこONE番屋の歌姫さんの愛車・T○YOTAの大衆車「カロー○U」に乗せて頂き会場付近の駐車場までやって来た。こっこONE番屋はいつにも増して荷物が多いらしく、いくつかを持たされるはめになる。私が担当したのはこっこONE番屋名物・巨大LLケロピーだ。駐車場から会場まで道路を1本隔てている為か、やけに周りの通行人の視線が私に突き刺さっている。「ママぁ、あの人かえるさんおんぶしてるー♪」「シッ、見ちゃいけません!あの人は可愛そうな人なのよ」なんて親子の会話が今にも聞こえてきそうだ。

 通行人に白い目で見られながらもようやく会場入り口に辿り着く。パンフは全員購入制らしいので入り口で一冊購入する。

スタッフ 『おはようございます!200円です』
歌姫 『200円!良心的な値段なんだな』
みかん 『ヲタク横!?』

まだイベント開始前だというのに朝一番おいしい所をもっていかれてしまう。イベントの性質上(?)これが今日一番おいしい出来事になってしまうのではないかと内心心配になる。
 今日は相方の藤沢が仕事で会社に御奉仕♪御奉仕♪していて遅れて来る為、苦しい序盤戦はあんちマスコットキャラクター人形アユちゃん(別名:うみにん)と2人で切り抜けなければならない。何か策を講じなければ…と思うがいい案が浮かばないのでとりあえず合体で申し込んだサークル「ティッシュマン!」のるいま女史に挨拶をする。

みかん 『今日は1日宜しくお願い致します!』
るいま 『こちらこそ宜しくお願いします』

「礼を尽くす会社、礼を尽くす車・SATUR○」よろしく礼を尽くす。
てか外国産の車にはどうも興味がわかないのだがあの○ATURNってのは売れてるんだろうか?
 
 いつだったかイベント開始の放送があったような気がするがいつイベントが開始したのか分からない程会場内はまったりしていた。特にネタになる様な事件は起きないまま時間だけが過ぎて行く。

謎の人物 『お待たせー』

私とるいま女史が振り向くと、そこには半分自社の制服を着て怪しい紙袋を手にして立っているあんちの物書き・藤沢の姿があった。

るいま女史 『あっ、今日は宜しくお願いします』
みかん 『うわっ、J○の運転士さんがおる!』
藤沢 『そらキミもや』

藤沢が持って来た紙袋に入っていたあんちマスコットキャラクター人形アユちゃん(別名:うみにん)×2体と最初から居たあゆちゃん、藤沢を合わせてあんちメンバーが一気に5人に増えた。心強い事この上ない。
 時が経つ事数10分。メンバーが5人に増えたはいいがこれといってあんちSPに訪れる方が増える事もなく引き続きまったりしていた。ふと会場内を見渡すと壁際の一画に色紙が数枚飾ってあった。サークルさんが自主的に出してくれた色紙等を飾れるスペースを主催者様が用意してくれているらしい。

みかん 『うちもバスターマシン弐号機(【あんちイベント日誌】 BrightSeason12参照)出しましょうか?』
藤沢 『止めとけ。怪しいサークルやと思われるぞ?しかもなんで弐号機やねん』
みかん 『怪しいんは今に始まった事やないですしええんちゃいます?』

などと言いつつも藤沢の意見を真摯に受け止めるみかん、出品を断念する。
 そしてイベント終了前に主催者様のはからいで集合写真を撮り無事終了した。何だかよく分からないやり取りをしているうちに終わってしまった。その後歌姫&クーロン半島さん、るいま女史、河月あゆ女史と共にヲタカラ(【あんちイベント日誌】 COMIC COMMUNICATION 4参照)に行くべく歌姫さんの5人乗り「カロー○U」に半ば強引に6人乗り込む。万一検問に引っ掛かった場合、一番ちっこいるいま女史をあゆ女史と私の足元に隠れさせ我々がるいま女史を足で踏みつけてしまうといった寸法だ。まさに水も漏らさぬ完璧な計画。ただ踏みつけられたるいま女史が新たな快感に目覚めてしまわないかどうか少々心配でもあるが。
その後検問に掛かる事もなく無事目的地に到着。ヲタカラしつつヲタトークに華を咲かせる。

 そしてあんちの2人は兵庫の山奥へ帰って行く。約3時間半かけて…。
開催日 2002/10/27  ●イベント ComicWorld徳島21  ●会場 徳島JA会館
 AM6:00ジャスト、愛車WAGON Rダブルアール(別名AGON R)のエンジン起動、各部問題なし。一路四国地方は徳島県を目指すべく運転を開始する。関西在住なら殆どのサークルさんが今日だと普通○ブーブー通信社主催の「インテックス大阪」に参加するのであろうが、普通でない「あんち」は何を血迷ったのか四国を目指す事にした。

 今日は相方の藤沢氏が昼過ぎから仕事の為、みかん1人でイベントのかたわら…否、ドライブのかたわら女子9割男子1割というKey系サークルに不向きな「Comic World」に飛び入り参加する事となった。もちろん藤沢氏代理、あんちマスコットキャラクター人形アユちゃん(別名:うみにん)も連れている。心強い事この上ない。

 今回はいつもとかなり違う点が2つ。1つは離島である事。今日は最短ルートの「本州」〜「明石海峡大橋」〜「淡路島」〜「鳴門海峡大橋」〜「徳島県」で攻める事にする。費用を最小限に食い止める為有料道路の類は避け、各大橋通行費用のみに絞る。軽自動車の場合「明石海峡大橋」が2050円、「鳴門大橋」が1000円、往復で6100円。かなり痛手ではあるが車を引っ張って泳いで行く訳にもいかないので大人しく利用する事にする。

 もう1つは未知の世界だという事。知り合いサークルさんでも流石に海を渡る所はそうそうない為情報が全くないのだ。人口からして、個人主催の様な50〜60サークル程度のこじんまりしたイベントが予想される。しかし四国地方で開催している企業主催のイベントも知りうる限りではワールドとライブの2つ、今回のワールド徳島にしても「愛媛」「高知」「香川」からの一般・サークルが集まる一大巨大イベントなのではないか?藤沢氏に話せば1秒で『夢見てんな』といった答えが返って来るだろうが、出来れば後者であって欲しいと思いつつ車を走らせた。

 明石あたりで一度休憩し、しばらく走ると「明石海峡大橋」が見えてきた。初めて通るうえ天気も良く絶好の通行日和(?)だ。「明石海峡大橋」は途中駐停車禁止なので走りながら早速35万画素カメラ付き携帯で1枚撮っておく事にした。パシャ!



 橋を渡りきり少し走った所で路肩にWAGON Rのダブルアール(以下AGON R)を停め、離れた所からもう一枚撮ろうと携帯を橋へと向ける。すると後ろからサイレンを鳴らしながら近付いて来た黄色い車が後ろに停まった。どうやら道路交通パトロールの方のようだ。何事かと思っていると、

パトロール隊員 『明石海峡大橋は駐停車禁止ですが何かありましたか?』
みかん 『あ、いえ、ちょっと気分が悪くなったんで停まってたんです。そしたら目の前に綺麗な景色
      が広がってるものですから「これは一枚撮っとかな!」って思ってシャッターを切ろうかとし
      てた所で…すみません、すぐ動きます』
パトロール隊員 『すぐ先にSAがあるから休んでいったらいいですよ』
みかん 『ありがとうございます』

とっさだった為何やら苦しい言い訳になってしまったものの、酷く怒られる事はなかったのでホッと胸を撫で下ろす。
 やっとの思いで淡路島へ上陸、そのまま一般道を爆走するみかんとあゆ。しばらく走り「津名町」という町へ入る。ふと道路脇に目をやるとちょっと古い型のパトカーが小さな空き地に停まっていた。



そこは小さな交差点、中に警察の方が見えたので信号無視でも取り締まっているのだろうと思い何気なく通り過ぎた。…が、その直後、異様な違和感を憶え道路脇に停まる。今戻らないと一生後悔する、そんな気がした為Uターンして引き返しパトカーの近くにAGON Rを停め、1人では怖いのであゆを連れゆっくりとそのパトカーに近づいて行く。

みかん 『なんじゃこりゃーっ!』

松田優作もビックリである。某歌劇団よろしくみかんとあゆに衝撃が走る。なんと警察署員の写真をOHPフィルムに焼いたと思しきフィルムが窓ガラスに貼り付けてあったのだ。

みかん 『カッコイイ…』

あまりにも衝撃的であると同時に、これを発案した人は相当お茶目な人だったんだろうと思った。国道で信号待ちしている車からの視線がかなり突き刺さっていたが、この際気にしない事にしあゆと共に記念写真を撮る。パシャ。



すぐに藤沢氏にこのイカしたパトカーを見せてあげたいと思い、メールに写真を添付して送る。
【タイトル】 淡路で見つけたすげぇパトカー

 しばらく走ると洲本市に突入する。なんとなく藤沢氏にメールをした。

タイトル 【現在地】
内容 【洲本です、ボス】

相手は藤沢氏、こちらが意図する所は読み取ってくれるだろうと思いつつ車を走らせているとメール着信音の「鳥の詩」が流れる。

タイトル 【蝶のあざ】
内容 【そうか。すぐに服を脱げ。そして山川の屋敷の迷路で路頭に迷うように】

乗ってもらえたのでこちらも返す事にする。

タイトル 【Re:蝶のあざ】
内容 【ボスはまさか…】

しばらくするといたずらメールよろしく連続でメールが届いた。

タイトル 【よべ>こうぞう】
内容 【どうしますか?ボス?>なぐる>こうぞう わぁ!止めてくれ!話すから…そうだよ、だんな様に頼まれて「はじるす」の同人誌を買いに行ったのはワシじゃ!でも「胸キュン」を買ったのは孫の由貴子じゃ!】

みかん 『だんな様ただのロリコンやがな』

ロクなものを頼まないだんな様だと思いつつAGON Rを走らせる。そうこうしている内に鳴門海峡大橋へのICに近づく。明石海峡大橋であゆちゃんを撮ってあげるのを忘れていたので、また走りながら撮る事にした。パシャ!



 ついに四国に突入!FM802と持ち前のMDを駆使し徳島ドライブを楽しみつつ一路徳島JA会館を目指す。
徳島県に入ってからかなりの距離を走ったが、ようやくいかにもそれらしい「JA」マーク入りの地上6〜7階もあろうという建物が見えた。なかなか大きな建物、これはひょっとしてワールドに似つかわしくない大規模なイベント!?しかしその仮説はあっけなく打ち砕かれた。そして徳島県でも再び松田優作が発動する事になる。

みかん 『なんじゃこりゃーーっ!』





隣の建物(2階建て)だった…。のどかに鯉まで泳いでいる。そしてビジュアル系コスをした3人組に奇異の目で見られつつあゆちゃんと記念写真。パシャ。
 飛入り参加の為入場前に申し込みを済ませイベント会場に入る。

みかん 『なんじゃこりゃーーーっ!』

松田優作も三度(みたび)びっくりである。サークル数、怒涛の36!あんちを含む飛入り参加サークル5(あんち調べによる)を合わせても41サークル。寂しすぎる…。会場の広さは丁度役場の会議室といったところか。今日、8000スペース募集の「インテックス大阪」に参加しているサークルさん達に見せたら何人の人間が松田優作になるだろうか、などと考えつつ設営に取り掛かる。



思った通りKey系どころかギャルゲーひとくくりにしても、あんちしかいない。それ以前に男性のサークルさんはあんちともう1サークルのみ。これまた思った通り一般参加者様も女性が9割を占めている。どう転んでもスケブ依頼はおろか本など1冊も売れないだろう。普通ならこの時点で諦めて萎えてしまうところだろうが、こういったイベントだからこそ逆に盛り上げがいがあるとあんちは思う。

エレクトラ 『参加サークル数は41、その上藤沢氏はいない…これでどうやって楽しむのです!?』
(第21話「さよなら…ノーチラス号」より)

例え参加サークル数41、その上藤沢氏不在の一人ぼっちの一見絶望的とも思えるイベントも、楽しくするもつまらなくするも自分達次第と考えるからだ。もうそこには本が売れる売れないなどの概念はない。楽しければ極端1冊も売れなくていいのだ。

『只今より、一般入場を開始します!』

 とはいえこの状況下、不安な事に変わりはない。まだどうやって思い出深いイベントにしてしまおうか考えが固まっていないからだ。取り合えず藤沢氏にメールする。

タイトル 【小さすぎ】
内容 【フルバで出た姫路のイベントより小さいの】

しばらくすると連続して返事が返って来た。

タイトル 【どうしますか>捜査中断】
内容 【ボス!これが捜査メモです。 「せんぐらさいこうるりかだいすきしごといや」】

ポートピアはまだ続いている様だった…。
 程なくしてまさかのお客様が現れる。まさに「まさか」である。

みかん 『今日は明石海峡大橋と鳴門海峡大橋渡って兵庫の山奥から来たんで、お求め頂けて嬉しいです!ありがとうございました!』

そのやりとりを聞いていたらしくお隣の女の子に『兵庫県から来たんですか!?』と言われた為、『いやぁ、そうなんですよ〜、イカレてるでしょ?』と切り返しついでに色々聞いてみる事にした。話によると徳島にはワールドの他にみかんの知らないもう1つのイベンターさんが存在するようだ。しかもワールドよりデカいらしい。

みかん 『そんなにデカいんですか!?』
女の子1 『はい、それはもう! ここの1階も使うぐらいなんですよっ!』
女の子2 『ねーっ♪』

「って、1階使ったところでたいした数ちゃうがな!」…と華麗にツッコませる為にボケたとはとても思えなかったので無難に「ふうん…そうなんですか」と答える。

みかん 『せっかくなんでお土産買って帰ろうと思うんですけど、徳島に来たらコレっ!っていう物って
      あります?何か美味しいものとか』
女の子1 『すだちっ!』
みかん 『すだちっすか…』
女の子2 『美味しい物だったら金長まんじゅうですよ!』
みかん 『きんちょう?』

香取線香しか思い浮かばなかったので詳しく聞くと、狸の形をした饅頭の事らしい。謎は全て解けた。
 しばらくするとまさかのスケブ依頼者様が現れる。まさに「まさか」のまさか続きである。小学生と思しき女の子に『キャラクターは何にしようかなあ?』と問い掛けるとバスターマシン壱号の舞と佐祐理さんを指差された。『えっ、2人?』と聞くと頷くので相違ないらしい。これを描き終えてから先程のお隣の女の子に「四国地方遠征記念写真」をとってもらおうとお願いすると快く引き受けて下さいました。徳島のサークルさんに悪い人はいない、そう思うみかんだった。

不思議とまた本が売れる中、2人目のスケブ依頼者様が現れ名雪を指名して下さいました。





これらのスケブを依頼して下さった方に恐れ多くも

みかん 『関西から初めて四国に来た記念に、もしよろしかったらこの怪しい人形と描かせて下さった
      スケブを持ってもらってるところを1枚撮らせて頂けないでしょうか?あ、あくまで良かったら
      ですんで無理にとは申しませんので…』

とダメもとで聞いてみると、舞&佐祐理依頼者様の女の子も名雪依頼者様の男性の方も快くOKして下さいました。徳島の一般参加者様に悪い人はいない、そう思うみかんだった。この際と思い更に調子に乗って名雪依頼者様に

みかん 『近々HPで今日のイベントレポート載せるかもしれないんですが、もしよろしければ今の写真
      使わせて頂きたいんですが…もちろん無理にとは申しませんので!』
名雪依頼者様 『ええ、いいですよ♪』

とダメもとで聞いてみるとこれまた快く了解して下さいました!徳島の人々は良い人ばかりだ、そう思うみかんだった。


↑<名雪を描かせて下さった方とあゆちゃん>

 依頼して下さったスケブも描き終え、頃合を見図り少々早いが14:00に撤収準備に入る。小さいイベントではあったが、徳島の方々と(強引に?)たくさん触れ合い、とても心に残るイベントになったとみかんは思った。
 帰りに明石海峡大橋で撮り忘れていたあゆちゃんを撮ってあげる事にした。ぱしゃ!



ルームライトに照らされるあゆが不気味だった。

 そしてあんちの1人はAGON Rに揺られて兵庫の山奥に帰っていく。約5時間かけて…。
●2002/10/20  ●COMIC COMMUNICATION 4  ●大阪国際会議場
 「早いなぁ…もう4回目か」
そんな事を言い交わしながら電車に揺られるあんちの藤沢とみかん。
 回を重ねる毎に人手は増えていくがあんちの売り上げは全く増えないイベント『混み込み』。これも不況の影響なのか?頑張れ小泉!仰け反れ構造改革!打倒デフレスパイラル!(←言葉の使い方間違えています)
 JR東西線新福島駅でこっこONE番屋の歌姫さんと待ち合わせ。歌姫さんはプライベートでちょっとした事件があったらしくちょっと御立腹の様子。事件の明細を伺いつつ会場に向う。何でも愛車のナンバープレートが盗難されたそうだ。恐らくそのプレートは今頃銀行強盗等の犯罪に大活躍していると思われる。御愁傷様。途中めげずにバイクで来られたクーロン半島さんとも合流し会場入り。傘を仕舞いながら無駄に豪奢なエントランスに足を踏み入れる。
 グランキューブ大阪は元々サミット会場として建てられた多目的会場。その為なのか内装設備は必要以上に豪華かつ厳重な構造である。結局本来の目的を果たす事無く、こんなヲタイベントの為にその身を捧げている事を他人事ながら不憫に思う。
 ところでコミコミではあんち的にちょっとした法則がある。

1. 大手サークルに人が集中して弱小は全く相手にされない
2. 故に一般参加者の数に関係なく売上は悲惨である
3. 淡々したイベントでネタにする様な事件は起きない
4. 当日の天候は常に下り坂(雨・台風・惑星急接近)
5. 恋人がサンタクロース
6. 二代目はクリスチャン
7. 奥様は魔女

売れないのは毎度の事なので別に良いのだが、「ネタにする様なことがない」というのはあんち的には忌々しき事態なのである。参加するイベントをあんち的に分類すると「おいしいイベント」と「おいしくないイベント」に分けられるが、この分類方法でいくとコミコミはまさに「おいしくないイベント」である。(別にイベント自体を「悪い」と評価しているわけではありませんので誤解のない様に)
恐らく今日は何事もなく終わるんだろうなぁと考えながら設営にかかる。程なくして横に合体で申し込んだサークル「ティッシュマン!」の水流るいま女史が来られた。

藤沢&みかん「今日は1日宜しくお願い致します!」
るいま女史「いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします」

何事においても礼に始まり礼に終わる。人としての礼を欠かない様お互いに挨拶を交わす。
アナウンス『只今よりコミックコミュニケーション4開場致します!』
 雨が少し小降りになって来た11時、放送と共にイベントが始まった。一般入場と同時に外壁サークルに向けて凄まじい人の波が流れていく。それはさながら獲物を求めて森を駆け抜ける猛獣である。例によって大手の本に全く興味の無いあんちはため息しか出ない。

みかん「相変わらず…凄いですね」
藤沢「まあ大手廻り一段落終えたら島のサークルにもお客さん来るやろ」
みかん「じゃあしばらくしたらあんちにも行列が」
藤沢「出来ねえよ。夢見てんな!」

悲しい会話を交わす。何でかイベントの度にこんな会話している気がするのは気のせいだろうか?
 時は過ぎて12時半。それでも大手を廻り終えたお客さんが徐々に島にも流れ込んできた。程よくお客さんが来ては買って行く。あんち本は消費者応援価格でかなり価格を低めに設定しているのだがそれでも周りのサークルとは比べるのも恥ずかしい位売れていない。

みかん「うーん、天然パーマキャラは描き難い…」

横でみかんが頼まれたスケブと格闘している。だが物書きであるが故に、イベント会場では全く役に立たない藤沢。よもや「すみませーん、このスケブにラブポエム書いてもらえませんか?」等と頼んでくる人もいないだろう。
試しに手帳に書いてみる

近すぎて遠い私と貴方 いつも一緒にいるのに心は一人ぼっち
時々触れ合う指先 こんなに胸が高鳴るのに
貴方は平気な顔 ちっとも気付いてくれないの
ねぇ知っている? 貴方は私の大事な人
ねぇ気付いてる? 私は貴方に恋してるの
「君の事好きだよ!」
それは伝えたい気持ち 言えない言葉    (原文のまま)

…書いていて気色悪くなってきた。
 仕方ないので会場を散策する。取りあえずお目当ての音楽系サークル(アレンジではなくオリジナルの曲を創っているサークル)のCDを買いに向かう。例によって藤沢の向かうスペースには人の気配がない。(イベント日誌コミケ企業ブースHEXAを参照)自虐的に笑いつつCDを購入する。ふと近くにLeafのホワイトアルバムを扱ったサークルがあったので立ち寄り、読ませてもらう。

藤沢「この話、面白いです…理奈(登場人物の名前)の冬弥(同左)に対する恋心とアイドルとしての立場に揺れる微妙な心の葛藤が良く表現されていますね。本当にホワイトアルバムが好きで描かれたのがよく分かります」
サークルの作家さん「ありがとうございます。そういって感想言って頂けるの初めてなんで嬉しいです」
藤沢「……そうなんですか?」

どうも最近のイベントは『サークル=売るだけ』『一般者=買うだけ』という図式が見て取れてしょうがない気がする。本屋さんじゃないんだから双方迷惑にならない程度に言葉を交わして作品やサークルに対する理解を深める事を楽しんでも良いのではないだろうか?イベントは描き手と売り手の言葉のキャッチボールを許せる懐の深さが売りだと思うのだけど…
作家は読者からの反応が一番の糧だし、読者にしても作家に喜んでもらえればまた面白い物を描いて貰える。創作活動は描きっ放しでも読みっ放しでもいつか枯れてしまうと藤沢自身切に思っている。

 自分のスペースに座って何気に行き交う人々を見つめる。と、ある事に気付く。行き交う人々の3人に1人が『ある物』を抱えている事に。30cm四方の大きさのそれは往年のレコード盤を彷彿とさせる薄い『板』。よく見るといかにも今時〜てな感じの美少女のイラストが描かれている。

藤沢「何だありゃ?レコードか?」
みかん「最近のイベントではレコードも売ってるんですね」
藤沢「今は昔のモノがリバイバルで流行る世の中やからな〜」
歌姫さん「そこの馬鹿二人。全然違うぞ」

それは西又葵さんや蘭宮淳さん等の有名作家さんが手掛けた来年(2003年)のカレンダーだそうだ。超大手JOKER某で販売しているらしい。ヲタク唾髄必須アイテムなんだろう。しかしその割には人波が全然会場にない。聞くところによると大手サークルの列は会場外の作業スペースに単独で設営されていたとの事。道理で…

藤沢「カレンダーなんて一年で使い捨てる物なのにそんな可愛いの買わなくても」
みかん「HEXAでメイドさんカレンダー買ってるのは誰です?」
藤沢「そんな事言う人嫌いです」

時計を見るとあと10分程で15時。
 今回も凝りもせずイベント内イベントを準備していたあんち。でも流石にこんな馬鹿馬鹿しいイベント誰も参加しには来ないだろう、そう思っていた。



ヲタクな貴方にファイナルアンサー。輝け、第3回!
クイズ 【ヲタオネア -the third-】

今回のCOMIC COMMUNICATION 4では、
『藤沢&みかん 揃って10月20日休暇申請受理おめでとう!』
記念としましてCOMIC COMMUNICATION 4参加時、このHPをご覧の皆様だけに
プレゼントをご用意して参上致します。
お気軽に御越し下さいネ♪



参加方法

「HP見ました!」と言って頂くなど、参加の意思表示をして頂ければOK!
いつも通り、参加費用などは一切必要ありません。
もちろん参加に先立ち、あんちのヘタレ本を無理に購入する必要もございません。


ルール

オリジナル(ミリオネア)&第1回(前回・前々回)とほぼ同じ。
詳しくは当日口頭にて。


戦利品

【あんちくりぃぱぁ販売物割引券】(有効期間2002年12月末日まで)
   消費者の味方、あんちくりぃぱぁ。○ATYもびっくり。
COMIC COMMUNICATION 4当日使用も可!を差し上げます。
もちろん1問正解するごとに金額が増えます♪

また先着1名様に限り、あんちがこれまでにゲスト出演させて頂いたサークル様の本

寄稿先サークル名 内容 ジャンル 収録誌名
「ナイトメア」様 【4コマ】1P こみっくパーティー 葉っぱ祭り
「ティッシュマン!リキーンズ」様 【小説】4P
【4コマ】2P
Kanon Hapines
「こっこONE番屋」様 【小説】4P
【4コマ】1P
【イラスト】1P
Kanon NAYURA

【葉っぱ祭り】
【Hapines】
【NAYURA】

の3冊セットも合わせて差し上げます!

一般参加者様の兄チャマも、サークル参加者の兄や〜もみんなで遊びに来てね♪
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。



謎の声「来ましたよ」

来た。色々な意味でチャレンジャーが。
 半信半疑で顔を上げるとそこには意気揚々と手薬煉を引いているクーロン半島さんの姿。思えば3月のミラクルパークにて1分で撃沈したクーロンさん。リベンジか?その心意気はよし!受けて立とうではないか!!

みの藤沢「この一問が貴方の人生を変えてしまうかも知れないクイズヲタオネア!」

回を重ねる毎にその台詞回しに研きがかかっている藤沢。一般生活においては全く役に立たないスキルである。

みの藤沢「第一問。次に上げるAIRキャラの中で一番身長の高い人物は誰?」

例によって「50:50」を使いになったので最新型人間コンピューター(?)が答えを2つに絞る。

クーロンさん「こっちだ!D!」
みの藤沢「…残〜念〜!」
みかん「またもや早っ!」

二度ならず三度までも、さらに「50:50」まで利用してまた第一問で撃沈するとは。前回と全く同じ展開に思わず出題したこちらが崩れ落ちた。しかし問題バランスが悪かったのか?仕事する間も惜しんで問題を制作した藤沢は大きく凹む。(仕事しなさい)
 そうこうしている間にイベント終了を知らせるアナウンス。どこからともなく拍手が湧き起こる。

みかん&るいま女史「終わった〜」
藤沢「いや、イベントは家に帰るまでがイベントだ!」

小学校の遠足の様な台詞を言いつつ片付ける。
 その後ヲタカラ(アニメソングやマイナー音楽(例『金太の大冒険』)等普通の人が普通の精神状態ならまず口にしない音楽オンパレードの非常に不健康なカラオケの意)経由で心の鍵を開ける魔法の水(酒とも言う)を飲み交わしヲタトークに華を咲かせる。

 そしてあんちの2人は兵庫の山奥へ帰って行く。約2時間半かけて…。
●2002/09/23  ●KeyMix 4thMIX  ●東京都立産業貿易センター
 思ったよりも早く着いたので、都産某前にあるウェンディー○で開場まで時間を潰すべくコーヒーなどを飲む。しばらくすると、別フロアで開催される「クリケット」なるイベントに参加する為、同じく関西から上京して来たサークル「こっこONE番屋」の歌姫春菜先生が到着する。着くやいなやセットメニューを食べながら、徹夜で描いたと思しきコピー本の制作(折り折りバッチン)を始める。見ているだけでは暇なのでみかんもあんちのペーパーを2つ折りにする作業をしつつ、お約束だがボケておく事にした。

みかん 『歌姫さん、こんなとこで恥ずかしげもなく…真正のヲタですね』
藤沢 『我がんとこのペーパー折りながら言われても説得力ねーな』
歌姫 『真正とか言うな!』

概ね予想通りの展開…俺たちは今日もイケている…(のか?)。関東イベントは「あのBS」もさることながら、まだまだ未知の領域が大き過ぎると思われる為入場前から少しずつテンションを上げておく。
 頃合を見て不健康ランド、都産某に向かう。今日も前回来た時の様に、別フロアでは即売会以外のまともな催しも開催されているようだ。「経営コンサルセミナー」を開いているフロアー5Fに向かう人と同じエレベーターに乗り込んだりしたら、さぞかし奇異の目で見られる事であろう。
 会場に到着するやいなや早速準備に取り掛かる。とは言え、コミケだろうが地元のオールジャンルだろうがプレゼンが変わらないあんち、毎度の目立たないプレゼンを作りにかかる。前回の「KeyMIX3」の時と比べても何も変わっていない。強いて言えばあんちマスコットキャラクター人形アユちゃん(別名:うみにん)がスケッチブックの横に突き刺さっている事ぐらいだろうか。
 一般参加者様の入場が始まり、所々のサークルさんのスペースに人だかりが出来る。そして今日は驚くことに、あんちにまで人だかりがっ!…出来るわけも無く毎度の調子でまったりしていた。暇を持て余しているのもなんなんで、毎回イベントごとに密かに色々な実験を試みているあんち、今日は本が出た時その時間をメモ用紙に逐一メモしてみた。これまで気付かなかった何かが分かるかも知れないし、その結果如何によっては次回参加時に有利になるかもしれないからだ。
 
一般入場開始から20分が過ぎようというのに誰1人寄り付かないあんちスペース。いくら激弱小ピコ手と言えど不安になってくる。

みかん 『誰も来てくれないっすねー…』
藤沢 『最初は目当てのサークルさんに行ってるからもうちょっとしたら流れも変わるやろ』
みかん 『誰も来うへんのは今に始まったことやないですもんね!』
藤沢&みかん 『……』

程なくして初めてうちの本を手にとって見て下さる方が現れる。同人の買い手さんは人の目線を嫌う傾向がある為、いつものように手元で何かしてるフリをしながら目線をそらすみかん。気が付くと藤沢が全4種の本をペーパーと共に重ねてその方に渡そうとしていた。あまりにもボーッとしていて「これ下さい」の言葉すら耳に入っていなかったようだ。お礼を言う為すかさず立ち上がる。

みかん 『あっ、ありがとうございました!…って往人さんコス?』
藤沢 『みたいやなぁ。最初のお客様は往人さん』
藤沢&みかん 『往人さん、えらい♪』

何故か申し合わせていたかのように観鈴調でハモる。関東の往人さんに悪い人はいない、そう思う藤沢とみかんだった。
 あんちの目立たないスペースは開始からしばらく経っても相変わらず閑古鳥が鳴いていた。…と思いきや、突然とんでもない出来事が起こってしまう。今回は関東でのイベント、関西圏オンリーイベントのノリで毎度の企画を一応HPに挙げておいたのはいいが、誰も来ないと思っていたらまさかのチャレンジャーが現れた!(下記参照)



今回のKeyMIX4では、
『藤沢&みかん 揃って9月23日休暇申請受理おめでとう!』
記念としましてKeyMIX4参加時、このHPをご覧の皆様だけに
プレゼントをご用意して上京致します。
お気軽に御越し下さいネ♪


参加方法

参加の意思表示をして頂き、以下の合言葉を「あんち」のサークルスペース前で読み上げるだけ!
もちろんメモ用紙などにメモしたものを読み上げて頂いても結構です。
今回はあんちの2人が下記の様に最初の1行を読み上げますので、その後に続いて
頂きます様お願い致します。
なお、発声の際は○木一郎バリに声を張り上げて頂きますと
藤沢とみかんが喜びます。
また、2種類ございますのでお好きな方を1つお選び下さい。


合言葉

Ver.1
あんち 「金田一少年の事件簿は、2000年12月をもちまして連載を終了致しました」
参加者様 「謎はすべて解けた」
参加者様 「ジッチャンのナニにかけて!」
Ver.2
あんち 「たった1つの真実見抜く」
参加者様 「見た目は子供」
参加者様 「アソコは大人!」



戦利品


近くに何人もの人がいる中、上記の合言葉を辛くも言い切る事が出来たそんな貴方には、
【あんちくりぃぱぁ販売物割引券】(有効期間2002年12月末日まで)
   消費者の味方、あんちくりぃぱぁ。○ATYもびっくり。
KeyMIX4当日使用も可!を差し上げます。

また先着2名様に限り、あんちがこれまでにゲスト出演させて頂いたサークル様の本

寄稿先サークル名 内容 ジャンル 収録誌名
「ナイトメア」様 【4コマ】1P こみっくパーティー 葉っぱ祭り
「ティッシュマン!リキーンズ」様 【小説】4P
【4コマ】2P
Kanon Hapines
「こっこONE番屋」様 【小説】4P
【4コマ】1P
【イラスト】1P
Kanon NAYURA

【葉っぱ祭り】
【Hapines】
【NAYURA】

の3冊セットも合わせて差し上げます!

一般参加者様のお兄たまも、サークル参加者の兄や〜もみんなで遊びに来てね♪
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。



 関西圏でもアレ見ていらっしゃる方は一般・サークル様合わせて1イベント平均2人と言ったところなんで誰も来ないと踏んでいた藤沢とみかん、度肝を抜かれる。そして更に驚いた事にそのチャレンジャーとは2001年冬コミで藤沢氏が目に留めていた、サークルFUZZの宮上貴倖様だった!しかも、サークル乱姫のみはるっち様とツートップでの登場。絵・お話作り・構成、あらゆる面でレベルの高いお二方が、吹けば飛ぶような激弱小ピコ手あんちなどに訪れて下さり一瞬言葉を失う。

みかん 『(俺はもう逃げ回るしかないぜ)』

まるで太陽拳を放った後のクリリンの心境だった。彼らとは圧倒的に戦闘力が違い過ぎるからだ。とはいえ逃げる場所も無いので平静を装い対応を試みる。どちらのVerかをお聞きすると宮上様は「金田一Ver」を選択された。

みかん 『それではまいりましょう』
藤沢 『あんちくりぃぱぁ、イベント内イベント!』
みかん 『金田一少年の事件簿は…え〜2000年…じゅう…12月をもちまして連載を終了致しました!』
藤沢 『……』

誰も来ないと踏んでいてセリフをメモって来ていなかったみかん、案の定どもりまくる。

宮上 『謎はすべて解けた、ジッチャンのナニにかけて!』
藤沢&みかん 『正解!』

戦闘力の高い相手を前にしてよほど緊張していたのか、「ファイナルアンサー?」などと追い討ちをかけるのを2人揃って忘れていた。そして下ネタを叫んで下さった宮上様には【あんちくりぃぱぁ販売物割引券】と、あんちがこれまでにゲスト出演させて頂いたサークル様の本【葉っぱ祭り】【Hapines】【NAYURA】の3冊セットを貰って頂きました。ありがとうございました!
 その後しばらくするとこっこ一派の健太郎さんと佐倉ゆーきさんが遊びに来て下さいました。

藤沢 『あれ、いつものコスプレはどうしたんですか?』
みかん 『あれ、いつもの抱き枕はどうしたんですか?二刀流でいつも背中に挿してるやつ』
健太郎 『またそんな事言うー!それよりガンバスター合体さして下さいよ〜』
藤沢&みかん 『嫌〜〜〜』(←2人して変な顔で)

いつものやり取りで静かな時間が流れて行く。そうこうしている内にイベント終了を告げる館内放送が流れる。
 片付けをしつつ今日の実験結果を見てみる事にする。11時台に「11:52」「11:54」、12時台に「12:07」「12:09」といったように2分間隔で本が出ている。これは一体どういう事なのだろうか?事の真相に迫るべく、次に我々は◆小説大学迷誉狂授・藤沢(Professor Fujisawa)◆に聞いてみた。

藤沢(Professor Fujisawa) 『即売会における連鎖反応でしょう』

との事。とどのつまりが本を買っている人を見た方が、「あの人が買ってるって事は目も当てられない様な酷い本ではないんだな」若しくは「良い本だ」と思いスペースまで来て見本を見た後お求めになったという事のようだ。
謎はすべて解けた。

イベント終了後お茶会やジャンケン大会などがあるようだがそういったイベントにあまり参加した事のない(特に関東)あんちの2人はパス。そして事もあろうにダメもとであの宮上来莉様を食事&お茶にお誘いしてみる。すると、なんと快くOKして下さったので浜松町駅付近の喫茶店になだれ込む。そこでゆっくりとイベントや作品(本)に関するお話を聞けて大満足のあんち2人でした♪

 そしてあんちの2人は新幹線と特急列車に揺られて兵庫の山奥に帰っていく。約5時間かけて…。
●2002/08/11  ●コミックマーケット62 (2日目・10日)  ●有明・東京国際展示場
 人の波も穏やかになりつつあるお昼過ぎ、ヲタの聖地東京ビッグサイトに到着する。2日目にはこれといってお目当てがないみかん、「しのさいか6歳」よろしく大人しく藤沢の後について行く。目指すはメイドさんグッズを取り揃える企業ブース「HEXA(ヘキサ)」。企業ブースのある西館2階ではあちこちのブースに長蛇の列が出来ていた。どの列も10分や20分でブース前に到達出来る様な長さではなかった。

みかん 『ごっつい列ですね…。早いとこHEXAの列探して並びましょう』
藤沢 『HEXA、HEXA…あ、あった!』

ひゅううううう……
木枯らしが吹いていた。

藤沢 『誰もいない…そんな予感はしてたけど寂しすぎる』
みかん 『HEXA、恐るべし…』

ブースに売り子の方が2〜3人おられるだけで、列どころかお客様一人すらいない。手早くお目当てのグッズを選びメイドさんコスのレジ係の方に伝える。

メイドさん 『えっと…これとこれで○○○○円だから、これを入れて○○○○円で…あれ?』
藤沢 『これとこれとこれなんで全部で○○○○円ちゃいます?』
メイドさん 『えっ?ああ、そっそうですね、○○○○円です…』

計算機も用意していないHEXAのメイドさん。大勢のお客様が一斉に来たらどうするのか心配になる。あと誰も寄り付かないブースでグッズを買い漁る藤沢氏の事も。
 その後関東の変態集団…もとい、ロリ絵好き萌え集団…、もといお知り合いのサークル集団「こっこ一派」と共に飲みに出かける。飲み放題&食べ放題したその帰り、解散する為秋葉原駅前まで来た。駅前で立ち話が続く中徐々にもよおしてきたみかん、集団から抜け出し駅のお手洗いに向かう。いつものクセ(?)で小用なのに大用の便器で用を済ませ洗面所で手を洗っていると、自分の後ろを通り過ぎていく女性の姿が目の前の鏡に映った。

みかん 『(この駅のお手洗いって共用なんや)』

ハンカチで手を拭きつつお手洗いを出ると、何故か目の前に男性用お手洗いの入り口があった。叫ばれなくてよかったと思いつつ、何事も無かったかのように集団のもとに戻った。
●2002/08/11  ●コミックマーケット62 (3日目・11日)  ●有明・東京国際展示場
『オハヨウございます。本日も東京地方は良いお天気になります。本日の最高気温は32℃…』
そんなお天気お姉さんのナレーションを思い出す様な青空があんちを出迎える。その青空に胸躍らせつつ、二人はホテルから徒歩3分のゆりかもめ竹芝駅に向かった。ホームに滑り込んだゆりかもめの車内は人の押し寿司状態であった。人はこういった極限状態になると弾性体質となり一定容量の箱(車両)の中に収まる都合の良い生き物らしい。乗れるのか不安が心を走る。考えてみればこの時期、始発の新橋から乗らないとこんな状況だというのは予め分かっていた筈。それでもあえて途中から乗車を試みたあんち。無謀と言えば無謀である。

藤沢 『クラウティングスタートで一気に乗り込めばヲタクさん達恐れをなして避けて場所を空けてくれるかも』
みかん 『そりゃオタクさんじゃなくてもビビりますよ』
藤沢 『それじゃ「ダイ・ハード」のブルースウィルスよろしく屋根にでも…』
みかん 『死にますって』

もっともである。代案をことごとく却下されたので仕方なく押し寿司状態のゆりかもめに(強引に)乗り込む。車内は人の汗や体臭で臭いまでお寿司の様に酸っぱかった…
とにもかくにも会場に到着。西館ゲート前で某知り合いさんに余っていたチケットを手渡し、自分のスペースに向かう。全国共通レイアウトであるあんち、いつも通り淡々とセッティングを行い「その時」を待った。
「それでは只今よりコミックマーケット3日目を開催いたします!」
拍手の中イベントは幕を開けた。
 その瞬間、コミケに来た目的の約80%であるお目当てのサークル「Celestial Eden」様(あえて様と言わせてもらいます)に二人して向かう。と言ってもスペースをほったらかしにしているわけではない。何せ「Celestial Eden」様のスペースはあんちの左隣、嫌でも自分のスペースは目に入る。

あんち二人 『スミマセン!新刊下さい!』
Celestial Eden月星人様 『は、はいぃ!どうぞぉ!』
あんち二人 『いつも読んでいます。ファンなんです。失礼ついでで申し訳ないんですけど色紙描いてもらえませんかぁ!?』
月星人様 『…ええ、いいですよ』

開始5秒でいきなり駆けつけて来た珍妙かつ怪しさ大安売りのあんち二人のお願いを快く引き受けて頂いた。神はここにいたよ。ジーザス!目的をほぼ達成し、思わず帰り支度を始めそうになる二人。違う違うと自らツッコミを入れ、スペースに戻る。
 コミケのお客様の流れの傾向として最初壁級の大手に集中してその後、パラパラと島に流れてくる。もっともそんな傾向無視してあんちにはいっつもお客様こないので二人して差し入れのお茶など飲みつつボーッと過ごす。その最中、他のサークルに目もくれずあんちに突撃してくる人がいた。思わず攻撃されるのかと思い逃げ腰になる。その人はサークルの前に立ち止まり開口一番こう言い放った。

お客様 『すみません。新刊下さい!』
二人 『あ、有難うございます』

どうやら組織の放った刺客ではなかったらしい。ホッとする二人。しかしその人が立ち去った後、冷静に考えてみる。

藤沢 『(小声で)何だ?あの人、他には目もくれずにうちの新刊なんぞ買っていったぞ』
みかん 『世の中には奇特な人もいてますねー』

自分の本が売れる事にまだ疑心暗鬼状態のあんち。未だ微妙に弱気である。しかし関東のイベント参加はコミケを含めてもまだ4回、どう考えてもリピーターさんやファンである可能性はない。恐らくスペース番号を間違えて来たのだろうという結論に達する。可哀相に…
 別段大手の本が欲しい訳ではないのであんちの二人は自分のスペースにいる事が多いが、それでもコミケの様な大きなイベントでは欲しいサークルさんも多少ある。というわけで交代で会場を見て回り、そのついでに他の知り合いサークルさんに挨拶をして回る。藤沢も挨拶回りをしてお目当てのサークルさん目指して西館と東館の渡り廊下を進む。しかし運命の歯車は藤沢を快く迎えてはくれなかった…
東館に入った瞬間、藤沢は思った。

藤沢 『酸素が薄い…』

東館は総じて男性向けサークルがひしめいている。その為、そのサークルを目指す男達がひしめき合い欲望渦巻くその館の中はまさに濁流であった。その只ならぬ雰囲気に怯む。しかし藤沢、ここで引けば漢がすたる。殺る気、もといやる気を振り絞る。

藤沢心の叫び 『逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ…博士、私が行きます!(当然である)』

目覚めよ!センカンドマインド!今日はお前の十五歳の誕生日、アリアハンのお城に行く日です!某巨大RPGのメッセージを心のダイヤログに浮かべ叫ぶ!

藤沢 『俺だって欲しい本がある!負けてたまるか!』

果敢にも飛び込む!しかし藤沢一生の不覚。そこは東6館、男性向け創作ジャンル(主に18禁)がひしめいている魔の腐海。欲望の爆流。人類が生み出した負の世界遺産。藤沢にとってその向こうに見える一般創作の東4館はあまりにも遠かった。

藤沢 『ぎょわぁぁぁ!人波がぁぁ!のわぁ、人の汗が引っ付く!何か周りの人の眼が殺気立ってる!サークルの看板がエロい!いやぁぁ、助けるヨロシ〜!』

早速その濁流に巻き込まれる。断末魔の叫びが会場の怒号に掻き消されて逝った…

藤沢 『死ぬかと思った…』

それでも何とかお目当てのサークルさんの本を買い、一息つく。後で考えれば別に東館内を強行突破しなくても、ガレリア(東館の間にあるペデストリアンデッキ)を迂回すれば良かったと気付く。どうやらコミケ会場は人の単純的思考能力すら低下させるらしい。後でみかんに聞くと彼も同じ様な経験をしたそうだ。人は経験によってのみ成長する、あんちはレベルが上がった!ちゃらちゃちゃっちゃっちゃぁぁ〜(例のレベルアップの音楽)
しかし夏の休日の最中、こんな混沌とした所に集っている事自体レベルダウンである事にあんちはまだ気付いていない。お目当てのサークルさんの本も買い、あんちの面々は再びスペースでまったり時間を潰す。

藤沢 『暑い…言った所でどうかなるもんでもないけど』
みかん 『ですよね』
藤沢 『早いとこ撤収して何処かの健康ランドで風呂入ってビール飲みたい』
みかん 『言えてますね。こんな不健康ランド早い所オサラバしたいっす』

二人して身も蓋もない事を言いながら時間を潰す。
 そうこうしている内に月星人様から完成した色紙を頂く。狂喜乱舞錯乱失神出前迅速落書無用状態のあんち。半日かけて描いて頂いた文字通り力作である。みかんはさらに漫画家の後藤羽矢子先生のサークルに行ってご本人に色紙を描いて貰っていた。コミケに限った事ではないがイベントの醍醐味の一つは作品を描いた作家さんと直にお話が出来る事ではないだろうか?本を買うだけなら普通の本屋でも出来るが、こうした描き手さんとのコミュニケーションはイベントでしか出来ない。イベントに来て黙って本を買いただ帰っていく人は損をしているな、イベントを半分も堪能していないな、とあんちは思う。
「只今の時間を持ちましてコミックマーケット62の全日程を終了致します!」
その瞬間拍手が起きる。

藤沢 『俺達の夏が…終った』
みかん 『甲子園みたいですね。全然カッコ良くはないですけど』

そして二人は両手に荷物を抱え会場を後にする。腕にかかる必要以上の重力感がイベント終了、宴の後を感じさせてくれた。本自体は程々に売れたが、その分自分達でも本を買っているので重さは来た時よりも増している。それはそれでイベントを堪能している事の証拠なのだが、手に食い込む重さが嬉しくもあり嬉しくもなく…
 その後、例によってこっこ一派と少しお喋り等しながら時間を潰す。そうこうしている内に陽も落ちてきたのでバイクで大阪まで帰るという(!)クーロンさんのテールライトを皆で見送る。ちなみにその後、クーロンさんは東名高速で事故ったそうだ。そう、考えてみたらあれが生前のクーロンさんを見た最後だったのだ。(注「俺はまだ生きとる!」byクーロン半島)
まだ夜行列車の時間まで間があるので歌姫さんと陳さんの四人で飲み明かす。
 そしてあんちの2人は途中で大阪日本橋に寄り道して山陰の山奥に帰っていく。約24時間かけて…
(「アンタ達真っ直ぐ帰りなさい」by運命の神様のツッコミ)
●2002/06/30  ●COMIC COMMUNICATION 3  ●インテックス大阪
 薄墨を流したような空、そして重く降り落ちる雫。空模様は今ひとつだが気分は高ぶっていた。
『コミコミ3』、別の名を『混み込み3』。回を重ねる毎にヲタクが殖え、もとい増え、本を手に入れる百戦錬磨の戦士が集う殺気立ったイベントである。

藤沢 『今日は生憎の天気だが…眼の肥えた参加者の集まるコミコミだ。気合入れて行くぞ!』
相方 『……(無言)』
藤沢 『何だおい、テンション低いなー』
相方 『……(まだ無言)』

無口でシャイな相方に話し続ける。しかし返事は無い。只の屍の様だ…ではなく今日は相方のみかんが仕事で会社に御奉仕♪御奉仕♪していて遅れて来る為、あんちマスコットキャラクター人形アユちゃん(別名:うみにん)を連れているのだ。一人テンションを上げる為、アユに話し掛ける。しかし傍から見ているとこれ以上不気味な奴もいないだろう。そのうち変な人として警察に拉致られて、鉄格子&看守付ワンルームに放り込まれる可能性があるので程々にしておく。
 今回ゲート前でサークル「こっこONE番屋」一族と待ち合わせしてるのでウロウロしていると「お久しぶりです!」の声と共にサークル「筋斗雲」の健太郎さんが現れた。程無くして「こっこ」の歌姫さんに福奈さん、そして月井さんと遅れてクーロン半島さんが現れる。挨拶をかわすと設営の為、皆会場に入る。
 今回は荷物を減らす意味もあって持ってきた在庫や店舗のプレゼンは最小限だ。全く売る気の無さ炸裂である。設営の途中サークル「翔鍵YO」さんや「STUDIO-FROG」さん、「FALL IN THE DROPS」さん達が挨拶に来られた。うちの様なサークルに挨拶に来て頂きこちらとしては平身低頭するばかりだ。丁度、島の後ろにほのぼのKEY系サークル「ティッシュマン!リキーンズ」の御二方が設営されていたので挨拶をする。

藤沢 『こんにちは、今日は宜しくお願いします』
るいま 『こんにちは!ゲスト原稿有難うございました!これ新刊です』
藤沢 『うちの原稿が入ったせいで一気に本のイメージが「汚れ」になっちゃいましたねー』

あんちはヘタレ&汚れサークルなので、うちに原稿を頼むサークルさんはかなり奇特な人だと個人的には思う。
『只今よりコミックコミュニケーション3開場致します!』
放送と共にイベントが始まる。一般入場と同時に外壁サークルに向けて凄まじい人の波が流れていく。それはさながら獲物を求めて脱兎の勢いで森を駆け抜ける狩人の様だ。大手の本に全く興味の無い藤沢はため息しか出ない。

藤沢 『すげーな…ああまでして買わなきゃいけないのか、大手の本って』
周り 「……(静寂)」

既に周りのお友達連合(こっこ一味)はその人波の一片になってしまった後だった。

藤沢 『さようなら友よ、君達の事は今日は忘れないよ…』

 始まってしばらくすると我が心の師匠・関西影の大手とあんち的に位置付けているサークル「てけれつのパァ」のしんちゃんさん(こういう言い方は変か?)が新刊を持参して挨拶に来られた。本来ならこちらから菓子折りの一つか二つでも持参して行かなければならないのに本当に恐れ多い事である。お渡しする新刊がこちらには無いので心苦しさも二倍だ。
 イベントもお昼をまわると一般参加者の方も壁サークルばかりでなく、島サークルにも流れてくる。うちの様な激ピコ手(弱小よりもさらに下のサークルの意)にとってはこれからが本番みたいなものである。もっとも元々売れないあんち、お客さんの流れは一向に変わらない…
 暇なので店番がてらクーロンさんと『同人を中心とした2次元メディア産業の日本経済における影響力とその発展の可能性に関する一考察』についてしばし語り合った。要約すると…【現在日本を支えているのは第三次産業だ】→【その中でも景気の波に左右されないヲタク産業(同人誌・漫画・アニメ)は日本経済に少なからず影響を与えている】→【ヲタク産業無くして日本経済の活性化は在り得ない!】→【同人誌イベントとそれに附帯する産業の振興策が必要だ(印刷所に対する補助金・サークルに対する補助金や税金免除・特別行政地域を設けてサークルを特定の都市に集め地域活性化等)】→【この政策を実現する為にはヲタク業界に通じた政治家が必要だ】→【『あんち』か『こっこ』のメンバーが次の選挙に出るべきだ】…という内容だ。取り合えず誰か次の東大阪市議選か兵庫県議選に立候補しないといけない様だ。しかし仮にも国を支える政治家がコミケで「萌え〜」などと鳴いている姿を想像すると何か嫌な気分になってくる。
 人の流れが落ち着いて来た所でこっこ一家とマスコット人形アユにサークルを任せ会場を歩く。といっても特別チェックをいれていたのは「てけれつ」さん以外一サークルしかないのでそこに直行する。

藤沢 『いつもHP遊びに行かせてもらってます。これからも頑張って下さい』
某サークルさん 『ああ、あなたですか。いつも有難うございます』

距離に関係なくコミュニケーションの出来るネット社会。ネット万能論を唱える気は無いが、こうして人対人の繋がりを助けてくれる文明にちょっと感動する事暫し…その後、新刊を買い、ホクホクで自分のサークルに戻る。そこには相変わらず微妙な微笑みをこちらに向けるアユがいた…(怖)
 しかし結局藤沢はコミコミ3で計2サークルの本しか購入しなかった。周りの人からしてみれば「コミコミに行って有名所の本に目もくれず何やってんねん!」とお叱りを受けそうだが、どうにも今時の『萌え絵』には何でか興味が湧かない。その傾向はみかんも同様のようだ。あんちの感覚はおかしいのだろうか?
 午後二時、遅れてみかんが会場入り。二人で会場を見て回る。そうこうしている内に午後三時、三本締めと共にイベントは幕を閉じた。
 その後、こっこ一族と打ち上げの飲み会に突入、ヲタク談議でお互いの駄目人間度を確かめ合い、その勢いでクーロンさんが『ハァハァ戦隊萌エルンジャー』暗唱という偉業を成し遂げた。出来ればイベントの時にやって欲しかった。(下記参照)



今回の【COMIC COMMUNICATION 3】では、
『激弱小ヘタレサークル【あんちくりぃぱぁ】 コミケット、
昨年度夏コミ・冬コミに続き3回連続落選!』
『でも何でか【あんちくりぃぱぁ】内、個人サークル【尾崎君】 当選おめでとう!』
記念企画としまして、【COMIC COMMUNICATION 3】イベント参加時このHPをご覧の皆様へ
ささやかな粗品をご用意して参上致します!
お気軽にご参加下さいネ♪


参加方法

参加の意思表示をして頂き、以下の合言葉を「あんち」サークルスペース前で読み上げるだけ!
もちろんメモ用紙などにメモして読み上げて頂いても結構です。
なお開始時刻はイベントも冷めきってる頃であろう 14:30〜 とさせて頂きます。


合言葉

○の中は、2002年5月25日【あんちBBS】への藤沢氏の書き込みから
何気に始まった『悶絶!?ハァハァ戦隊萌エルンジャー!』
第一話〜最終回までのサブタイトルが入ります。
第5話〜最終回までは「萌え〜」の後に続く文も含まれますのでご注意下さい。

藤沢優とみかんのたかおによる過去の書き込みをご覧の上ご参加下さいませ。
またお調べの際は同コンテンツ内【あんちBBSガイド】
をご覧頂きますと、書き込み場所を探す手間が省けます。どうぞご利用下さい。
なお「ドキッ!」発声の際は○木一郎バリに声を張り上げて頂きますと
藤沢とみかんが喜びます。

回答様式↓


『ドキッ!○○○○○で萌え〜』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜・○○○○○』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜・○○○○○』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜・○○○○○』
『ドキッ!○○○○○で萌え〜・○○○○○』
に、チャンネルロックオン!

戦利品

近くに何人もの人がいる中、上記の合言葉を辛くも言い切る事が出来たそんな貴方には、

【1】 あんちくりぃぱぁ販売物割引券 (有効期間2002年12月末日まで)
   消費者の味方、あんちくりぃぱぁ。○ATYもびっくり!

【2】 去る平成13年7月11日、JR西日本「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
   (入場券&きっぷ)」と「青春18きっぷ」の広告と、その2つの販売促進
   マンガ(みかんのたかお 画・藤沢優 仕上げ・両面コピー・限定200部)
   の計3枚のチラシが某3つの駅でJR西日本社員の手渡しによりお客様に
   配布されました。
   この時の2Pもののマンガ。
   株主総会が終った後とはいえ、許可も得ずにあんち製のイカレた広告を
   お客様に配布した事が本社に知れるとマズいとの事。その為よく見ると
   「JRロゴ」や「社名」が微妙にパチもんになっている。
   但しネタが地元密着型の為、地元人しか笑えないらしい。 

   以下は冒頭を抜粋した物です。


…を2つまとめて差し上げます!

そこのお兄たまもそちらの兄上様も、6月30日は【あんちくりぃぱぁ】に
チャンネルロックオン!!!



 流れに任せている内にあんちは二次会に突入、帰る電車も無くなったのでそのまま歌姫ハウスに泊めて頂いた。
 
 そしてあんちの二人はお酒の力を借りて全開オラオラ状態にトランスして行く。午前3時まで…。
●2002/04/29  ●BrightSeason12  ●東京都立産業貿易センター
 『どんな物でも、まずは、100円から』
こういったフレーズを駆使し、色紙オークションを進行させる事で有名な(?)関東Key系イベントにやって来た。関東進出戦第2戦目にしてBS初参加。
 今回はお知り合いのサークル、巨大ケロピーがマスコットの「こっこONE番屋」(大阪支店)さんと合体で参加。「こっこONE番屋」(静岡本店)の福奈岬さんが差し入れとして「台所用水切りネット」と「JA貯金魚マーク入りポケットティッシュ」を下さいました。

藤沢 『ありがとうございます。実家に帰ったらガンガン水切らせてもらいますねっ!』
みかん 『あ、どうも♪帰りの寝台特急の中で鼻血が出るほど勢いよく鼻かませてもらいますねっ!』

2人して満面の笑みで答える。
 程なくして一般参加者様の入場が始まる。どうやらBSというイベントは一般参加者様に一旦会場に全員入って頂き、音楽に合わせながら並んで会場内をぞろぞろ歩いてもらい、何かの合図でお目当てのサークルさんに飛び付くといった入場方式をとっているらしい。とどのつまりが椅子取りゲーム。
 開場と共に音楽が鳴り始めた。みかんはまだサークルスペースの外側にいたんで、そろそろスペースの中に入ろうかとした時、

BSスタッフ 『音楽が鳴り始めたら、解ってるとは思いますが一般さんが入ってくるんです。スペースに入って下さい』

と注意される。どうやらここのイベントはとても感じの良いスタッフの集まりが運営しているようだ。開始前からいきなり萎える。 【合計 1萎え】
 何処のイベントに出ても地味さ炸裂の激弱小あんちスペース。関東に来ても例外ではなかったが、今回お知り合いサークル「ティッシュマン!リキーンズ」様の委託本があった為目立たないあんちスペースに花が咲く。
 そして今回、BS初参加記念として久しぶりにヘタレな色紙などを描いてみる。色付けセンスゼロの上まだコピックを2回しか使った事のない色付けビギナーみかん、オークションに出す気はさらさらないんで出しても100円にもなりそうにないものをあえて描く事にした。(下記参照)


バスターマシン壱号
パイロット(タカヤノリコ)
バスターマシン弐号
パイロット(オオタカズミ)
ガンバスター
パイロット(タカヤノリコ)
      (オオタカズミ)



 2〜3枚並べると繋がって見える色紙はこれまで何度も出品されてると聞いていたんで、うちは壱号機と弐号機にマジックテープを付け自在に合体・分離出来るようにしてみた。唯一の難点は、バスターマシン弐号のマジックテープが「少年A」「少年B」よろしく目の付近に付いてしまっている為、狙ってもいないのにウケてしまう事だった…。
 依頼して頂いたスケブを描かせて頂いたり、分離させ別々に展示してるバスターマシンを不審そうに見やる一般参加者様に、

みかん 『一人一人では小さな【火】でも、二人合わせれば【炎】となる。炎になったガンバスターは、
      無敵だ』
藤沢 『コーチ!』
みかん 『行くわよノリコ!』
藤沢 『はい、お姉さま!』
藤沢&みかん 『ガン、バス、ターーーッ!!!』

と恥ずかしげもなく叫び、2人で合体デモンストレーションを披露するなどして終始まったりしていた。
 その後、関東軍勢の数少ないお知り合いサークル「TIGER MOBILE」のGOスケさんがわざわざうちなどに遊びに来て下さいました。今日は別フロアで開催される「BNL」に参加されているらしく、あまりおしゃべりする事が出来ず残念でした。また、関東初戦の「KeyMIX3」で表紙の目立たないうちのヘタレ本達を発掘して下さったばかりか、本を楽しんで下さったというサークル「乱姫」のみはるっちさんまで遊びに来て下さいました。ありがとうございました!
 しばらくすると、色紙のオークション登録を済ませて来た「こっこONE番屋」の歌姫さんと静岡本店の福奈さんが、オークション出品を拒み続けるあんちに

歌姫春菜 『そのアゴ、オークション出そうー?頼むわー。5000円はいくって!』
福奈岬 『お願いだから(オークションに)出して下さい。絶対面白いですよコレ!』

と強く押して来られた。
何を根拠に5000円なのか謎は深まるばかりだったが、2〜3回やった合体・分離の影響でバスターマシン壱号側のマジックテープが色紙から剥がれてしまい、既に合体出来なくなっていた。

歌姫春菜 『任しとけ、両面テープ借りてくる!』

こっこONE番屋グループはノリノリだった…。
出品の際、往年の合体ロボのノリで最初はバスターマシン壱号、次に弐号をTV画面に写してもらい、最後に合体してもらえる様主催者側に歌姫さん立合いの下お願いする。オークション開始までの間一枚だけ展示出来るそうなので、はなからヤル気のないみかん、バスターマシン弐号を展示してもらう。美麗色紙が並ぶ中、2本のアゴが煌々と輝いていた。藤沢氏曰く「工事現場の三角ポールにしか見えんな」との事。
 即売会も無事終了し、注目の色紙オークションが始まった。2000円前後で終わってしまう色紙もあれば、2〜30000円まで上がるものまで様々のようだ。一般に好まれる濃い配色の「萌え絵」や、ネームバリューのあるサークルさんの色紙は平均して高値が付いた。注目の歌姫春菜さんと福奈岬さんの2枚組み「こっこONE番屋」色紙は福奈さんの美麗色紙の健闘も空しく5000円で止まってしまう。
 しばらくするとあんちの2人が落札を目論む、サークル「睡眠部隊」さんの色紙が出品された。

前○さん 『どんな物でも、まずは、100円から』
藤沢 『3000円!』

し〜〜〜ん。
誰と競合する事もなく終わってしまった。ちなみに今回のオークション唯一の一人だけ入札だった。2枚組みだったんで折半して一枚ずつ分け合う事にする。少なくとも今日のBSにここのような「絵」を持ったサークルさんは他になく、藤沢とみかんは展示されていた作品の中でこの方の色紙にしか惹かれなかった。にも関わらず誰も入札しないなんて…。このご時世、「萌え絵」しか受け付けないような人間ばかりなんだろうか。こんな素晴らしい絵を誰もみすみす見逃すなんて…。2人して萎える。 【合計 3萎え】
 気が付くとバスターマシン壱号がTV画面に映し出されていた。続いて弐号が出たとたん少し笑い声が聞こえた。

みかん 『やっぱりあの程度やったらたいしてウケませんね』
藤沢 『【絵】10%【ネタ】90%みたいな色紙やからなあ…。勝負は合体してからやなぁ』
みかん 『単品やったら10%…』

少し凹む。
壱号・弐号が交互に何回か映し出される。そろそろ合体させて会場を湧かせてくれるかと思った瞬間、

前○さん 『どんな物でも、まずは、100円から』
藤沢&みかん 『!?』

他サークルさんの並べて絵が繋がる色紙だと順に並べて繋がることをアピールしてくれていたのに、事もあろうにこの色紙の命でもあるネタを不発のまま普通の色紙としてオークションを始めてしまったのだ。もちろんこれではくっ付いて繋がる色紙とは誰も想像が付かないだろう。関西のイベントならこっちがお願いした以上のパフォーマンスを披露して予想以上に盛り上げてくれるところだが、もはやそれ以前の問題だった…。恐るべしBS。

藤沢&みかん 『おいおい…』

2人して萎えまくった。 【合計 5萎え】
こうして合体を封じられたガンバスターはバスターマシン壱号・バスターマシン弐号のまま戦った為本領を発揮出来ず、ロクにウケも取れないまま無念の死を遂げた。校舎を余裕で吹っ飛ばすほどの爆弾を作り上げたにも関わらず、それを使う直前に桐山に殺された三村の心境はこんな感じだったんだろうか。
 舞台裏で落札者様に2人でお礼を言い、せっかくなんで最後の合体デモンストレーションを披露したところ、

落札者様 『えっ!合体するんですか!?』

やっぱり単品色紙2枚と思われていた。
いかにもあんちらしいといった結末だった。その後激しく1人で萎えまくっていると、

藤沢 『済んでもうた事や、しゃあないわ。【ネタ】90%は発揮出来へんかったけど、考えようによったら
    【絵】10%程度であれだけ笑ってもらったって事やろ?主催者側がちゃんとしてくれとったら
    爆笑誘えてたって!』

下手なりに時間をかけて作った色紙がネタ不発に終わった事が悔しくて仕方なかったが、相方にそう言ってもらいようやく落ち着く事が出来た。
 続いてジャンケン大会が始まり、数サークルさんの有志で集めたグッズなどをゲットすべく男たちの熱き戦いが繰り広げられた。しばらくすると密かに登録していたあんちの概刊セットが発表された。関東圏では名無しサークルの本、誰も立ち上がらないと思いきや殆どの方がジャンケンに参加された。

藤沢 『欲しかったらいくらでもやるぞ?』
みかん 『売る程ありますからね。と言うか売れ残ってると言うか…』

普段イベント参加してる時はそうそう【萎え】は貯まらないのだが、このイベントでは2人合わせて【5萎え】も貯まってしまった。何処で換金したら良いものやら…。やっぱ「秋葉原萌え取引所」か?
 そしてイベント終了前に「こっこONE番屋」の歌姫さん及びグループ会社(サークル)の「筋斗雲」の健太郎さんや「猫飯店」のやよいユウさん達に寄生し、飲み会になだれ込む事に。

 そしてあんちの2人は夜行列車に揺られて兵庫の山奥に帰っていく。約14時間かけて…。
●2002/03/24  ●KeyMix 3rdMIX  ●東京都立産業貿易センター
 3月24日、その日も澄み渡る青空が藤沢とみかんを出迎えた。
サークル発足約2年半、初の東京進出イベント『KEYMIX3』。去年のコミケ61はあんち内個人ブランド『尾崎君』で参加したのでメンバー的には東京参加にはカウントされていない。正当あんち、関東の土地で新境地を開拓出来るのか?

みかん 『初めての関東オンリーイベントどう出ますかね?』
藤沢 『こんな濃いつゆのうどん食べている人間の住む土地の傾向は分からんなぁ』

さらりと問題発言をする藤沢氏。
 JR東日本浜松町駅で降りる。改札口はいかにもそれらしい方々で埋め尽くされていた。迷わない様にそれらしい人達の後ろをついていく。5分も歩くと目的の建物が見えてきた。オタクの第二の聖地、都立産業貿易センター。(真聖地はビッグサイト)
 そこは異様な程の人の数に埋め尽くされていた。いくら人気のKEY系イベントでもこれだけ人が集まるものか?だが良く見てみると建物の掲示板にはKEYMIX以外にも他のイベントの告知が出ていた。今日はKEYMIX3以外にもホワイトアルバム・デジキャラット・とらハONLYイベントが行なわれている様でそれぞれの獲物を狙う目をしたお兄様達で埋め尽くされていた。建物を囲み一心不乱にカタログをチェキしている若者達の群れ。明らかに一般の人とは違う人の熱気。

藤沢 『…何か、実に不健康な建物に見えてきた』
みかん 『同感です』

その人の海をかき分けながら5階で行なわれている『日本書道協会作品展示会』へ向かう一般の方々が実に不憫に思えてきた。変な格好をしたお姉様や変な臭いのしたお兄様に囲まれた人の心情は如何なものか?

 初めての会場ゆえ少し迷いつつも目的の階に辿り着く。早速設営に取り掛かる。関東初イベントなのに設営レイアウトは全く関西と変わらないあんち。まるで全国で店内レイアウトが統一している某コンビニみたいである。設営の途中、鞍馬かいさんやらGOすけさんが挨拶に来られる。初めての土地で知り合いの方にお会いでき少しホッとするあんちの面々。

 10時半、一般入場開始。獲物を狙う吸血鬼(一般参加の方々)の波が会場を埋め尽くす。周りのサークルの本やプレゼンに対して意見を言い合いながらマッタリと時間が流れる。

みかん 『なかなかお客さん来ませんね。関東ではうちの味通用しないんでしょうか?』
藤沢 『関西でもお客さん来ないんだから別に気にする必要ないよ』
みかん・藤沢 『……』

自らの言葉に悲しくなってきた二人。そのままだと中島み○きの歌が流れて来て果てしなく沈みかねないのでお互いに休憩をとってそれぞれ会場を廻る。
 同じ建物で即売会がカルテットで行なわれているので他の階からの参加者を含めてそれなりの混み具合。二人とも最近の同人誌の傾向を掴もうと会場を散策する。その間、虎の穴の委託担当者の方やらこっこONE番屋つながりでお知り合いになった健太郎さんと陳さんがうちのサークルに来られる。程ほどに忙しい中時間が流れていった。

『あははっ』『あははっ』『あははっ』(響き渡る声)

ふと後ろを振り返ると佐祐理さんのコスをした綺麗な婦女子が3人して床に座り込んでランチしていた。その異様なハーモニーと光景にどう突っ込んでいいのか迷うあんち。

みかん 『佐祐理さんが3人してお昼してますよ!貴重な光景ですね』
藤沢 『あっちには茶髪通り越して金髪になっているあゆがいる。お!あっちは佐祐理さんの袴姿にドレス姿!』
みかん 『みちるもいますよ。あ、ケロピーの寝巻きを着た真琴も!』
藤沢 『関東のコス萌え…否、恐るべし!』

その後、B級AVの様に物凄く色っぽい姿でカメコに収まる舞やら、総勢10人以上集まって集合写真を取っているKANON学園コス軍団の気迫に圧倒される。

そうこうしている間にイベントは終了。即売会の後にゲーム大会やお茶会があったらしいがあんちは今回はパス。
その後健太郎さんと陳さんと4人で秋葉原経由で飲み会になだれ込み、列車の発車間際まで全開オラオラ状態で駄目トークに華を咲かす。

 そうしてあんちの2人は夜行列車に揺られて兵庫の山奥に帰っていく。約14時間(!)かけて…。
●2002/03/10  ●ミラクル・パーク  ●インテックス大阪
 サークル発足満2年にもなろうと言うのに、相変わらず設営のトロイあんち。準備に手間取っている間に、お知り合いの数サークルもの方々がわざわざうちなどに挨拶に来て下さいました。あんちは御存知の通り(?)年に2〜3冊しか本を作らないんで、いつもの事とはいえ新刊を下さるサークルさんに何もお渡し出来ないのが非常に辛く、申し訳ないです。

 イベントが開始されてしばらくすると、うちのヘタレHPに相互リンクを申し出て下さった数少ないサークル『Eternal snow』さんが久々のフルメンバーでいらしていた様なので、我がのサークルスペースほったらかしにして藤沢氏とみかんの2人でサークルスペースにお邪魔しに行きました。長い間お会いしていなかったたかさんと破月さんにお会い出来た為少々話し込んでしまい、営業妨害になっていたんじゃ…と後になって気になってしまった。

 イベント開始から2時間が過ぎた頃、気が付くとみかんはサークル『こっこONE番屋』さんのマスコットキャラクター「巨大けろぴー」を肩車していた。ちょっとした諸般の事情でそれを肩車したまま藤沢氏と2人で島を1週する事になってしまったのだ。お知り合いのサークル『ティッシュマンリキーンズ』さんが丁度その島にいらっしゃったんで、情けないカッコウのまま遊びに行ってしまいました。巨大なカエルのぬいぐるみを肩車…親が見たら泣き出すであろうカッコウのまま訪れてしまった為『ティッシュマンリキーンズ』さんには他人のふりをされると思っていましたが、何事もなかったかのようにお相手して下さいました。

 そしてHD7に引き続き毎度(?)のHPのみで告知される、HPをご覧頂いていた方のみ参加して頂けるあの酔狂な催しを誰もいらっしゃらないと思いつつも用意しておりました。(下記参照)



キタノ 「はい、だめー。
『メロソブックスに書店委託を断られた』あんちくりぃぱぁは
だめになってしまいました」
キタノ 「そこで今日は皆さんにちょっと、【ヲタオネア】をしてもらいます」



ヲタクな貴方にファイナルアンサー。輝け、第2回!

【クイズ・ヲタオネア-Limited-】

〜ヲタオネアの月桂樹冠を手に入れろ〜(仮)

3月10日にインテックス大阪で開催されます 【関○宏のミラクル・パーク】 では、
『メロソブックスに書店委託断られた』
記念企画としまして、ミラクル・パークイベント参加時このHPをご覧の皆様へ
ささやかな粗品をご用意して参上致します!
お気軽にご参加下さいネ♪


参加方法

参加の意思表示をして頂ければOK!


ルール

オリジナル&第1回(前回)とほぼ同じ。
相違点…オリジナル・4択クイズに対し、ヲタオネアは3択クイズ
相違点2…『オーディエンス』はオリジナル・機械使用に対し、ヲタオネアは近所におられる
見ず知らずの一般・サークル参加者さんに
「Aだと思う人ー!」と叫ぶなどして手を上げてもらい、
その数を答えの参考にする。
相違点3…『テレフォン』は会場内の人間にも使えるが、例え隣にいる知人に対してでも
携帯で通話する。
相違点4…【ヲタオネア】だけに出題される問題は「ヲタ族」若しくは「萌え族」
でないと難解かもしれない

詳しいルールは当日口頭にて(笑



戦利品


ももっちゃ様提供のグッズを差し上げます。
また、1問正解するごとに当日手に入れられるグッズが増えます♪

今回はなんと、サークル「桃工房」の美麗絵師・ももっちゃ様より数多くのグッズ(ラミカや色紙)を
提供して頂く事が出来ました。
なお、まず有り得ない事とは思いますが、参加者様多数によりグッズが
不足してしまった場合に限り、ヘタレ絵師・みかんのたかおの『貰って嬉しくない』グッズ
(ネタ色紙?など)に取って代わりますのでご注意下さい。

一般参加者様のお兄たまも、サークル参加者の兄くんもみんなで遊びに来てね♪
皆様のご参加をお待ち致しております!



 暇なので、今回の合言葉立案者の藤沢氏にリポートしてみた。

みかん 『孫にナニをかけられたジッチャンも不憫ですよね』
藤沢 『だなー』

 まだイベントの前半にも関わらず、早くもチャレンジャー出現。なんと「あんちBBS」に書き込みして下さった一般参加者様1号さんの荒鷹さんとかに雑炊さん率いる3名様だった!…と思いきや、テンションが上がっていないらしく決意表明だけに終わる。
 依頼して頂いていたスケブが1段落した後、サークルスペースほったらかしにしてまた藤沢氏とみかんの2人はお目当てのサークル「てけれつのパァ」さんに赴く。HD系は、このサークルさんの新刊をGETする為だけに来ていると言っても過言ではない程の藤沢氏とみかん、HD6に続きスケブまで描いて頂く。ちなみにみかんのスケブにはHD5・HD6、今回のH大王で「てけれつのパァ」さんに描いて頂いた絵(3枚)しか描かれていない。
 それからしばらくの間、本をお求め頂いたりスケブを依頼して頂くなどしながらいつものような静かな時間が流れて行った。

 そしてとうとう1人目のチャレンジャー登場!…って、よく見ると前回も参加して下さったクーロン半島さん!?前回同様丸暗記戦法で挑んで来たクーロン半島さん、いとも簡単にクリア。年季の入った色紙かと思いきや、【超極薄!「フルーツバスケット」コピー本(依託本)】を御指名。2度目のご参加有難うございました!そして数分後にテンションを上げて戻って来られた荒鷹さん達が、これまた丸暗記で見事クリア!御指名の【超極薄!「フルーツバスケット」コピー本(依託本)】を進呈させて頂きました。ご参加有難うございました!

 恐るべき事に、ウチに遊びに来て下さっていたサークル「翔鍵YO!」さんの鞍馬かいさんが何気にあの合言葉を口にしてしまわれたので、有無を言わさず3つのうち1つを選んで頂く。またしても御指名の【超極薄!「フルーツバスケット」コピー本(依託本)】を進呈させて頂きました。ご参加有難うございました!?
 終了10分前に依頼して頂いたスケブの「名雪」を「ギャ○ン」の蒸着速度並のスピードで描き上げ、今日のイベントも無事終了。と同時にいつもの第2部の準備が慌ただしく始まる。

 程なくして第2部イベントの「色紙プレゼント」が始まる。サークルさんから御厚意で寄せられた色紙を、イベントアンケートの回答者を対象に抽選でプレゼントするといった企画のようだ。もちろんあんちも毎度の色無しモノクロ色紙で応戦。しかしモノクロが災いして、遠目に見るとただの白い色紙に見えてしまうのだった…。

 イベント開始と同時に、コジェ氏が何処からともなく新聞紙を取り出しお尻に敷く。スーツを汚したくないらしい。
 しばらくして色紙当選の為読み上げられたPNから、あんちの3人の隣にいらっしゃった女の子が「ティッシュマン!リキーンズ」の水流るいまさんだという事が判明。そう、前回の九州イベント「あにげ2」でお世話になったお隣さん「ふく彦リキーンズ」さんの妹さんではないかっ!挨拶だけでもしておかなければと藤沢氏とみかんが思案していると、すかさずコジェ氏が話しかける。

藤沢・みかん 『よしっ、行けー!』(←心の叫び)
コジェ 『これ敷きますか?新聞紙…』
藤沢・みかん 『って、ちゃうやろー!』

思わず声に出していた。

水流るいまさん 『あ、どうも♪』
藤沢・みかん 『って、使うんかい!』

どうでもよくなって来た。
 取り合えずみかんが切り出し、九州でお兄さんにお世話になっていた事を告げる。
 しばらくするとあんちの色紙がセレクトされ、司会のやまねさんがコメントを下さいました。

やまね先生 『なんで透やねん! 俺は透好きやからええけど♪』

回りのサークルさんが電撃大王関係を描いておられるにも関わらず、合えて電撃大王と一切関係のないキャラを送り込んだあんち、案の定ツッコまれる。
その後水流るいまさんにラミカやお菓子を頂いたので、こちらも拙い「Kanon」本と「AIR」本を貰って頂きました。
結局狙いの「BOSEポスター」はおろか、何1つGET出来ないままイベントは終了を告げた。

 そしてあんちの3人は兵庫の山奥へ帰って行く。約3時間かけて…。
●2002/01/13  ●は〜とふるDiary7  ●新大阪ゆめっせ
 「一体これで何回目なんだ?」と思いつつまたここにやって来た。みかん1人で。
 頼りの藤沢氏が泊まり勤務明け(朝10:00終了)の為、藤沢氏がここに到着するであろう13:00頃からすぐに開始出来るよう、先に来て準備をしておこうというあんばいだ。というのも今回のHD7がHD系での冬コミ新刊初出なので、血と汗と涙とよだれを垂らしながら作った構想約半年の本、やはりメンバー全員で売りたいと思いそうすることにしました。
 今日は、京都のイベントでお知り合いになったサークル「翔鍵Yo!」のゆきやさんがHD7にサークル参加されず一般参加されると聞いていたので遊びに来て下さいました!椅子も2つあるんで、暇な時はサークルスペースに入って頂いてあんちメンバーもどきをして頂きました。
 また、事前の打ち合わせでスケブ(変態仮面・往人)を依頼して下さっていて今日描かせて頂く事になっていたサークル「まるまりClub」さんのスケブを預かりに行こうかと思った頃、なんとそのサークルの新田由夏様がわざわざこちらに来て下さったのです。なんて恐れ多い!申し訳なく思いつつスケブをお預かりする。「まるまりClub」さんほどの方のスケブを描かせて頂くなど恐れ多く、かなり緊張気味にも関わらずここぞとばかりにこちらもお願いしてみる。

みかん 『「白雪ですの」をお願い出来ますか?』

快く引き受けて下さりみかん、1人で狂喜乱舞する。
 準備をしていると右隣のサークルさんにサークル初出のコピー本を頂いてしまいました。ありがとうございます!丁重にお礼を申し上げ、うちの拙い新刊をお渡しする。サークルカットに「初参加!」とあったが、それにしては崩れの無い整った絵柄。ヘタレ絵しか描けないが、他人の絵を見る目はあるなどと大いなる勘違いをしているみかん、早速チェキ(解析)してみる。

<チェキ(解析)結果>
1.HD系は初参加だが他のイベントへのサークル参加は経験有り
2.サークル参加自体は初めてだが絵の心得(専門学校などで下積み)有り

…といった所か。
挨拶ついでに伺ってみると後者(2.)の方だった。私の目に狂いは無かった。
予想が的中し、満足した所でそろそろ帰り支度でも始めようかとした頃藤沢氏が到着。本来の目的を思い出さされる。大方準備は済ませ後は本を出すだけにしておいたので2人で本を並べていく。

みかん 『HDでうちの新刊を楽しみにしてくれてる方っておられるんですかね?』
藤沢 『そんな人おったら怖いぞ』

などと言っている矢先、待っていたかのように人が集まりだし「見せてもらっていいですか?」の嵐…。負けじとこちらも「どうぞご覧下さい!」と応戦。本を出した途端何が何だか分からない内にちょっとした人だかりが出来、8月26日の「SUMMER DREAM」以来の『なんちゃって大手気分』を味わってしまう。販売時間を制限したりする中堅・大手サークルと勘違いしていると思しき方々が集まっているのかと思いきや、いきなり

『全部2冊ずつ下さい』

の声…。これで見本誌含め残2冊だったTo Heart本【滅殺!心臓!!】完売。ありがとうございました!立て続けに売れる中、新刊だけを購入して下さったとある方から更に驚愕のお言葉。

『以前から読ませてもらってます。いつも楽しみにしてますんで頑張って下さい!』

一般に中堅・大手と呼ばれるサークルさんほど本が売れなくとも、こう言って下さる方が1人でもいらっしゃる事が非常に嬉しいあんちの2人、

藤沢・みかん 『あ、あ、あ、あ、ありがとうございますっ!半期に1度、デパートのクリアランスセール
          の時期にしか本出ないんで発行ペース遅いですが、頑張りますんでまた御越し下
          さい!』(←緊張気味)

と、狂喜乱舞する。
こうしてみると存外、販売時間を制限した事から中堅・大手サークルと勘違いしていた方々が集まられたのではなかったようだ。…とは言え、うちの新刊を期待している奇特な方々が結構いらっしゃったとは。謎が謎を呼ぶ出来事だった。
 しばらくして熱も冷めた頃、冷静に考えてみる。

藤沢 『2冊ずつってなんだ…』

4種×2=8冊。以前うちのどれかの本でハマった方(Aさん)が今日お求め頂いた方(Bさん)に奨め、その方が更にお知り合いの方(Cさん)に奨めようと2冊ずつお求めになられた?…謎は深まるばかりだった。
 この日もH大王に引き続き、誰も見てないしましてや参加しようなどと考える方はいらっしゃらないとは思いつつも、HPをご覧頂いていた方のみ参加して頂けるあの酔狂な催しを用意してしまっておりました。(下記参照)



ヲタクな貴方にファイナルアンサー。
新春特別企画! 
クイズ 【ヲタオネア】

今回のは〜とふるDiary7では、
『半年ぶりの新刊発行』
記念企画としまして、は〜とふるDiary7イベント参加時このHPをご覧の皆様へ
ささやかな粗品をご用意して参上致します!
お気軽にご参加下さいネ♪


参加方法

参加の意思表示をして頂ければOK!


ルール

オリジナルとほぼ同じ。
相違点…オリジナル・4択クイズに対し、ヲタオネアは3択クイズ
相違点2…『オーディエンス』はオリジナル・機械使用に対し、ヲタオネアは近所におられる
見ず知らずの一般・サークル参加者さんに
「Aだと思う人ー!」と叫ぶなどして手を上げてもらい、
その数を答えの参考にする。
相違点3…『テレフォン』は会場内の人間にも使えるが、例え隣にいる知人に対してでも
携帯で通話する。
相違点4…【ヲタオネア】だけに出題される問題は「ヲタ族」若しくは「萌え族」
でないと難解かもしれない

詳しいルールは当日口頭にて(笑



戦利品


1問正解するごとに当日の本購入時に適用される割り引き金額が上がります♪
1問目 20円 〜 最終問題 100円

何やらセコイ価格設定のようですが、
最初から全ての本が赤字覚悟の価格設定となっておりますので
ご理解とご協力(?)をお願い致します。

また、正解数に関わらず【ヲタオネア】参加者様先着3名様に
毎度の『貰って嬉しくない』グッズを差し上げます!



 そしていつものようにチャレンジャー出現。一般参加者様の荒鷹さんとかに雑炊さん率いる方々が新刊購入に先立ち決意表明。

みのさん藤沢 『この1問が貴方の人生を変えてしまうかもしれない、クイズ・ヲタオネア!』
みのさん藤沢 『第一問。2001年、世間を騒がせた3大「プリ」の内、アニメ化されていないのはどれ?』
みのさん藤沢 『A.テニプリ B.シスプリ C.iアプリ』

と、1問目から難問で始まったのはいいが、これまた開店直後並に人だかりが出来る。両隣のサークルさんに迷惑をかけないようにと気を遣いつつ、みかんはみのさん藤沢のアシ役を務める。
ライフラインを駆使し、最終問題まで到達!新刊を100円引きでお求め頂く。しかも『貰って嬉しくない』グッズ3つの内、KANON色紙(みかん画)とONE落描き 〜折原耕平VS上月澪〜(みかん画)の2つをどうしても欲しいとおっしゃって下さる荒鷹様に、特別にみのさん藤沢よりボーナス問題出題。それを辛くも正解した荒鷹様、グッズ2つと新刊を100円引きでゲットされました。おめでとうございました!その後1名の方がこの酔狂な催しにご参加下さいました。ありがとうございました!
 しばらくするとサークル「こっこONE番屋」の歌姫さんが、サークルトレードマークの巨大ケロピーを片手に遊びに来て下さいました。普段から目を引いているそれが今日は何故か巫女装束を身に纏っていた為か、更に周囲の注目を集めていた。取り合えずいつものようにご利益にすがろうと、巨大ケロピーのデカイ頭を藤沢氏とみかんの2人でなでなでする。そして沢山の視線を浴びつつ、御自分のスペースに戻られた。

みかん 『凄過ぎる…』

 イベントも終盤に差し掛かろうとしていた頃、藤沢氏と2人でサークル「まるまりClub」さんを訪ねる。藤沢氏もスケブをお願いしていた為、2人分を受け取り2人してその場でチェキすると、いつもの絵柄でかわいいキャラが描かれていた。

藤沢・みかん 『おおおおおーーーっ!』

更に当日無料配布されていた本なども頂いてしまい、本当にありがとうございました!そして2人して狂喜乱舞する。続けざまに、心苦しいと思いつつも新田由夏様のスケブをお返しすると思いの外喜んで下さったので嬉しかったです!そして

みかん 『私のヘタレ絵で新田さんのスケブがヨゴレになってしまいましたんで、気が変わったときは
      遠慮なく破り捨てて下さいね』

とだけ言い残しあんちスペースに戻る。
 そうこうしている間にイベント終了。第2部に参加されるゆきやさんが報告書としてあんちBBSに書き込んで下さるそうなので、第2部に参加しないあんちは安心して帰る事にしました。

 そしてあんちの2人は兵庫の山奥へ帰って行く。約3時間かけて…。 
2002/01/06  ●あゆなゆけっと  ●守口市生涯学習情報センター
 今年最初のイベントであると同時に不安なイベント。場所がよく分からなかったからだ。
 地下鉄の最寄り駅で下車し地上に上がる。今日は藤沢氏が遅れて来る為、コジェ氏&みかん&スペシャルメンバー・桃工房のももっちゃというなんとも頼りない組み合わせになっていた。近くに地図が描かれた看板があったのでコジェ氏とももっちゃ女史が解読にかかる。残されたみかんは2人の精鋭に解読をまかせ近くをウロウロする。地図を見ても方向が今ひとつ掴めないみかん、チャリンコに乗ってこちらに向かってくる通りすがりのおばちゃんに訊いてみようと声をかける。

みかん 『すみません、この辺に…』
ゴーーーーーッ!!!(←走り去る音)
激しく無視された。

その後解読に成功したらしいコジェ氏とももっちゃ女史について行く事にした。
 会場に到着した3人の目に一般参加者様の並ぶ列が映る。

コジェ氏・ももっちゃ女史・みかん 『少ない…』

 何やら不安になりながらも設営に取り掛かる。その前にとみかんが主催者様にお詫びをしに行く。申し込み時に返信用90円切手を入れ忘れ、あまつ当日サークル参加証(3人分)を持参し忘れた為だ。我ながら最悪だ…。90円切手入れ忘れの件をイベントHPの掲示板で問い合わせた所、「よろしいですよ。90円分イベントを盛り上げてくれれば♪」とのお返事を頂く。なんという粋な計らいだろう。少なくとも50円分ぐらいは盛り上げるよう努めなければならないと思った。出来るかどうかは別にして…。

 イベントも中盤を過ぎた頃、ビンゴ大会なる催しが始まった。サークル参加者側も参加出来るとの事だったので、我々もやってみた。「こんなん揃うかー!」とか言いながらも、何人かビンゴした後コジェ氏が揃った。景品には綺麗どころのサークルさんがお描きになられた数々の色紙とうまい某などのハズレが少々。早めに揃った為色紙もまだかなり多く残っていて、ハズレを引く方が難しいにも関わらず、「うたかた倶楽部さんの色紙欲しー!」と息巻いていたコジェ氏、見事にハズレを引く。
…と同時に何故か会場内大爆笑!?

みかん 『なんでウケてんだ…』

よく分からないがどうやら1000円分ぐらいは盛り上げていたようなので、差額の910円はどうしようかなどと一瞬マジに考えてしまう。後からよく見てみると、ハズレなどではなく何処かのサークルさんが作られた同人もののペンだった。てっきり「日本タバコ」とか印字してあるただのペンかと思っていた。10本強も袋に入っていたので、そこでコジェ氏、我々や両隣のサークルさんに配って回る。自分とこの畑で沢山採れた野菜を、近所の家に配って回るおばちゃんのようだった。
 そうこうしていると、勤務が長引いた為終了1時間前ぐらいに藤沢氏が到着、早速みかんが当日の戦果などを報告する。
 結局、「株を山で買う男・みかん」は何もゲット出来ないまま終了。

 そしてあんちの3人+桃工房の1人は兵庫と京都の山奥へ帰って行く。約3時間かけて…。
本サイトではフレームを使用しております。上部にメインメニューが表示されていない場合は、こちらより再入場をお願い致します。