記録上、日本初の糖尿病患者
藤原道長
水を飲み 口渇いて力なし ただし食が減ぜず
藤原道長の症状を記載した文書には上記のような記述があるようです。
まさに、糖尿病の症状です。
平安の貴族は、毎晩酒を飲んでいたようですが、当時の酒はどぶろくで、
今の酒より、かなりカロリーの高い酒を飲んでいました。
当時の平安貴族は、怨霊を恐れ、ストレスもかなりあったと思います。
藤原氏は、ライバルを蹴落としのし上がってきました。
天災、疫病などが、誰かの”たたり”だとすると、とても恐怖だったと思います。
これは、平成6年国際糖尿病学会が日本であった時の記念切手です。
6角形の図はインスリンの6量体の結晶を表しています。
当時のインスリンは6量体で食事の30分前に打つ必要がありましたが、
皮下注射後すぐに単量体になるインスリンが開発され食直前で良くなりました。
ストレスと糖尿病
ストレスは血糖を上昇させます。
循環器の先生が持続的に血糖を測定できる装置を付けて仕事をされたところ、
食後血糖は上昇しなかったのに、心臓カテーテル検査をした時上昇したと言われていました。
物静かな女性の方が今まで血糖コントロールが悪かったのに、ある時から急に良くなったので、
「何か良いことをされましたか?」と尋ねたところ
うつむいて「姑さんが亡くなられました」と答えられました。
笑いは、血糖を低下させます。
落語を聞いた後で、血糖値が低下したとの報告があります。
おかしくなくても、笑って過ごしましょう。