雲頂山日記

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生野町の奥座敷、史跡・生野銀山から車で約30分、
静かな山郷にたたずむ湯宿の大将の四方山話を少し。
生野渓谷黒川温泉、山の料理、季節の風景などをご紹介します。
のんびりした時間や空気が届いたら、ええなあ。

これは、過去の雲頂山日記を数ヵ月分ずつまとめて、再編集したものです。(2018/01/4 公開)

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雲頂山日記 2011年 1月~4月

 目次(クリックで展開します。)

2011/1/1(土) あけましておめでとうございます

賀詞元旦の朝

今年も雪の正月です。とは言っても黒川ではこの程度、北のほうではもっとたくさん積もっているそうです。で、なにはともあれ駐車場の除雪です。

元旦の朝-2 元旦の朝-3

午前中は青空が広がってましたが、午後になると雲が厚くなり、雪がちらつき始めました。
但馬へ御越しの際は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど雪対策を忘れずに安全運転でお出かけください。黒川近辺の道路状況は、お電話をいただければご案内いたします。お気軽にお尋ねください。

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2011/1/6(木) イノシシ出没!

イノシシが餌を探して掘り返した跡。

最近猪が旅館の裏に出没しています。
一昨日はくまがや草が咲く場所をほりかえされました。春、花が咲くか心配です。
橋の下も掘っています。猪は雑食性で基本的に山林に生えている植物の地下茎(クズやヤマノイモなどの根)やシイ類の堅果(ドングリ)などを食べ、動物質では昆虫類やミミズ、サワガニ、ヘビ等を捕食するとされています。掘り返した場所に、なにか餌になるものがあったのでしょうか?


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2011/1/14(金) どんど

もともと1月14日の夜または1月15日の朝に行われる子供の祭りとされていますが、生活様式も変り、少子高齢化もあって正確にその慣わしを受け継いでゆくのが難しくなってきています。で、黒川本村では14日の昼間、2時半から3時ごろにはその年飾った門松や注連飾りなどを持ち寄って焼きます。

どんど-1 どんど-2
生野町内でも少なくなった竹を組んだどんど焼き。 お飾りなどを焼いています。注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくとその年の病を除くと言われています。
どんど-3 どんど-4
高く火が上がりました。
書き初めを焼いたときに炎が高く上がり、灰が高く舞うと
字が上達すると言われています。
お餅を火であぶって、明日の朝(15日)このお餅を小豆がゆにして、神様にまつってあと食べます。

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2011/1/26(水) 鹿と猪に荒らされてます

昨晩また出てきました。店初めて30数年こんなの初めてです。餌がないんですね。
裏では猪、玄関では鹿にまめつげを食べられ困っています。

鹿に食べられたまめつげ 猪のしわざ
鹿に食べられたまめつげ。小枝ごと食いちぎられました。 猪のしわざ。すっかり掘り返さてしまいました。

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2011/2/1(火) 2月1日の黒川

雪のかさはだいぶん少なくなりましたが、昨日の冷え込みは今季最高でした。生野峠の北の登り口(生野町円山)の国道に設置されている温度計は、朝7時ごろ-11度を表示してました。
山荘では、水道が凍結してはいけないので少しずつ出していたのですが、その箇所がつららのようになり、昼すぎまであたためたりいろいろ奮闘してやっと出るようになりました。

2月1日の朝 つらら
すっかり雪に埋もれてますが、但馬の北部や福井県など
と比べるとそれほどでもない!?
でも、寒さは厳しくて、屋根のつららが地面にとどきそうです!


但馬へ御越しの際は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど雪対策を忘れずに安全運転でお出かけください。
黒川近辺の道路状況は、お電話をいただければご案内いたします。お気軽にお尋ねください。

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2011/2/15(火) 雪景色

しばらく暖かい日が続いて、3月上旬頃の気温だったそうですが、またまた雪です。
昨夜は都心でも大雪!(2~3cm?!)だったそうですね。

13日の朝 雪の壁
日曜日(13日)の朝です。それほど積もってないように見えますが・・・ 駐車場の除雪をすると、雪の壁ができてしまいました。

今朝の除雪
今朝の除雪でも雪の山が・・・

今日の昼頃の気象衛星の写真を見ると、日本海の筋雲もほとんどなくなって雪も小康状態のようですが、まだまだ油断はできません。但馬へ御越しの際は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど雪対策を忘れずに安全運転でお出かけください。
黒川近辺の道路状況は、お電話をいただければご案内いたします。お気軽にお尋ねください。


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2011/2/16(水) ことはじめ

朝から快晴に恵まれた今日(2月16日)、「ことはじめ」の行事がありました。
平日のため若い人の参加は少なかったですが、餅つきや杵などを作ってお飾りをして、後は食事会です。




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2011/2/26(土) ふきのとう

ふきのとう

ここ数日暖かい日が続いて、すっかり春めいてきました。
そんな黒川で、今朝 "ふきのとう" をみつけました! 今年の初物です!!
この冬の鹿の食害はすさまじいもので、うっとこでも "まめつげ" を食い荒らされましたが、八手の葉や棕櫚の葉まで食い尽くされてしまったお宅もあるそうです。 "ふきのとう" も鹿に食べられないうちに、今(11時ごろ)から採ります。

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2011/3/1(火) 3月の黒川

kurokawa

ここ数日暖かい日が続いていましたが、昨日からの雨で寒さがちょっと戻った感じの黒川です。




★ 国道429号通行止めのお知らせ ★
次のスケジュールで国道429号が通行止めになります。銀山湖経由で黒川方面にお越しの時はご注意ください。 青垣からの道路は通常通り通行できます。
 通行止めの期間=3月8日(火)~3月10日(木)(3月11日は予備日となっています。)
 通行止めの時間=午前9時~午後5時
 なお、10:30~10:15、12:00~13:00、15:00~15:15の間は通行可能になります。

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2011/4/6(水) 4月の黒川

110406kurokawa

4月に入ってやっと春らしい日が続き、昨日、今日は快晴です。
この陽気で山にも若葉の色が混じり始め、山菜が楽しめる季節の到来です。

東日本大震災の被害には心が痛みますが、それでも季節は巡ってきて、椎茸の菌打ちやジャガイモの植え付けなど忙しい日々が待ってます。そして、中旬から下旬になるとワラビやダンジイなど山菜採りがたけなわになります。どうぞ今年も、山の精気を召し上がりに黒川へお越しください。

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2011/4/18(月) あんこうと桜

アンコウ
土地では「あんこう」と呼ぶオオサンショウウオ

春の陽気に誘われたのか、山荘の横の川で"あんこう"を見つけました! 40から50センチほどのものが3、4匹、巣穴らしき穴から頭を出したり川の中を動き回ったりしていました。
オオサンショウウオはハンザキとも呼ばれていて、6-7月にオスが川辺に横穴を掘って産卵巣を作り、8-9月が繁殖期だそうですが、そのときには1匹のメスに数匹のオスが群がってくるといわれています。まだまだその時期ではないと思いますが、一箇所に数匹が群れているのを見るのは珍しいことです。
黒川地区には、オオサンショウウオの生態を研究している"NPO法人ハンザキ研究所"と環境保全活動施設"あんこうミュージアムセンター"があります。ぜひ一度訪ねてみてください。
なお、オオサンショウウオは国の特別天然記念物に指定されており(1952年指定)、準絶滅危惧種に指定されていて国の許可無く捕獲することはもちろん、触ってもいけません。

桜の蕾
ふくらみ始めた桜のつぼみ(4月17日撮影)

話は変って、桜です。
生野の町内では山肌をピンクに染めはじめていますが、黒川ではまだまだこれから。つぼみがちょっとふくらみ始めたかなといったところです。ドライブライブがてら、ちょっと遅めのお花見にお越しください。


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2011/4/25(月) これからが見ごろ、黒川の桜

この2、3日、春の嵐を思わせる強風と雨の日が続いていましたが、今日は春らしいうららかな日和です。
18日に掲載した黒川自然公園センター横の桜も、つぼみがほころんで2から3分咲きになりました。昨年より1週間以上遅いようですが、黒川ではこれから見ごろを迎えます。

サクラ1 サクラ2

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2011/4/26(火) 桜だより その三

今日も良い天気で、桜もいよいよ満開まぢか!
写真は今日の夕方に撮ったものです。黒川で、ちょっと遅めのお花見をお楽しみください。

桜110426-1 桜110426-2

ちなみに、桜並木の奥に見えるのは日吉神社の鳥居です。この日吉神社は、明治36年11月5日発行の「朝来志」(著作発行 木村 發)に次のように紹介されています。
「日吉神社は三ノ段に在り。村社なり。事跡詳ならず。祭神は大穴牟遲命と云う。然れども既に之を日吉神社と称す、則其の祭神は必ず大山咋命ならん。」

大穴牟遲命(おおなむじのみこと=大穴牟遅神)は大国主の若い頃の名前とされています。大国主は多くの別名を持ち神徳の高さを現すとされていて、元々別の神であった神々を統合したためともされています。大穴持命(おおあなもち)、大己貴命(おほなむち)も若い頃の名前で、因幡の白兎伝説で苦しむ兎を救ったとされています。
大山咋神(おおやまくいのかみ、おほやまくひのかみ)は、別名山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)といわれ、大年神とアメノチカルミヅヒメの間の子であるとされています。

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やまびこ山荘

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