▷ トップページ ▷ 雲頂山日記索引 ▷ 雲頂山日記 2008年5月~8月
生野町の奥座敷、史跡・生野銀山から車で約30分、
静かな山郷にたたずむ湯宿の大将の四方山話を少し。
生野渓谷黒川温泉、山の料理、季節の風景などをご紹介します。
のんびりした時間や空気が届いたら、ええなあ。
写真は、黒川の山中に咲く野生の熊谷草(ラン科アツモリソウ属の多年草)です。
4月から5月ごろ、淡白色の地に紅紫色の斑点と筋が入る花が咲きます。草丈は40cm以下で、山地の林の中や竹薮などに生え、日本の「らん」のなかでは最も大きな花は花径が8~10cm位で、一茎に一花咲き、団扇状でひだがある大きな葉は2枚で花を包むように開くきます。
生えてる場所は ひ・み・つ! でも、山荘に来てくれちゃったお客さんには、ご希望があれば案内します。
名前は、花の唇弁を一ノ谷の合戦で武勇を馳せた熊谷二郎直実が背負った母衣(ほろ)に見立ててつけられました。
栽培種は、山野草などを扱う園芸店で売っているそうですが、野生のものは年々少なくなってきて、なかなか見つけられなくなっています。(群生地を天然記念物に指定している所もあるそうです。)
竹と同じように地下茎が長く伸びて、その地下茎上に芽が出て花が咲くので、ある程度地下茎が長く伸びないと花が咲きません。野生の熊谷草を採取してプランターや植木鉢に植えても、ほとんど花が咲きません。
袋(唇弁)の部分が、食虫植物のウツボカズラのようにも見えますが、虫は食べません・・・念のため!
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蜜蜂の分蜂は4月の中ごろらしいですが、なかなか分蜂した様子がなく、今年も又失敗だったかとあきらめかけていたら、5月30日に巣箱に入りました。
これから蜜蜂たちが一生懸命蜜を集めると思います。
お盆過ぎぐらいが楽しみです。又、途中経過を報告します。
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宿の近くで乱舞するゲンジボタル [ photo : June 2007 ] |
ヒメボタルの群れ [ photo : June 2007 ] |
早い所ではもう、宵闇のなかを飛び交う蛍の淡い光の明滅が見られますが、標高の高い黒川で蛍の乱舞が見られるのはまだ少し先。
宿の近くでは6月下旬頃から飛び始め、7月中旬頃まで見ることができます。
ヒメボタルの蛍狩りスポットは宿から少し離れた所ですが、お食事(夕食)、お泊りのお客様でご希望がございましたら車でご案内します。夕食後のひとときを蛍狩りでのんびりお過ごしください。
尚、お食事、お泊りの際は、必ず事前にご予約いただきますようお願いします。
ヒメボタルの飛翔は、日没2時間後頃の30分間くらいしか見ることができません。うまく見られたらラッキーかも!?
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コガクウツギの花 [ photo : 10 June 2008 ] |
コガクウツギ(小額空木)の花が咲きました。
コガクウツギは、ゆきのした科あじさい属の落葉低木で、5~6月に林の縁などで白いあじさい状の花を咲かせます。
がく片が花に見えるので装飾花と呼びます。枝先に散房花序をつけ、両生花と装飾花がいっしょにつきます。装飾花のがく片は3~4個で形は不揃いです。
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ホタルブクロの花 <photo: 24 June 2008> |
蛍が飛び初めたと聞いたので、早速見に行って来ました。魚が滝荘の上からせせらぎ荘のあたりで飛んでいました。
山荘のあたりはまだ少ないので、宿泊のお客様は飛んでいる場所までご案内します。道中、鹿もたくさんおります。そして "あんこう"(おおさんしょううお)がおる場所にもご案内します。
蛍と鹿とあんこうが一緒に見れたら超ラッキーですね。
左の写真は、銀山湖で撮ったホタルブクロです。
左の写真は、モリアオガエルの卵塊です。この中には約300個の卵が産みつけられています。
なお、「蛍狩り」とは言ってもホタルは獲りません。静かに観賞するだけですので、虫かごなどお持ちになりませんように・・・
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28日(土曜日)に宿泊のお客様は、土砂降りで蛍観賞をしていただくことができませんでした。
今日のお客様は、行く寸前になって雨が少し降り出しましたが、見に行かれました。魚が滝荘の上あたり、たくさん飛んでいてお客様も感動され大喜びでした。
帰りにあんこうウオッチングしてきましたが、今日は見ることが出来ませんでした。
明日のお客様も雨が降らなければ案内します。
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宿の近くで乱舞するゲンジボタル <photo : June 2007> |
昨夜旅館の裏の川にも蛍飛び初めました。温泉につかりながら蛍観賞をお楽しみください。
温泉上がりに、旅館の横の橋から遊歩道がありますので、ここでも観賞してもらえます。
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旅館の近くでもたくさん飛ぶようになりました。姫ぼたるはまだ少し早いそうです。
ところで、蛍ってどうして "ホタル" って呼ばれるようになったかというと、
もともとホタルとは、「火垂る(ほたる)」つまり「火を垂れさげる」という意味で、日常語としては「提燈」のことをいいました。今でも仙台やその周辺では提燈のことを「火垂る袋」とか「火袋」とよんでいます。
昆虫のホタルもこの語源から名付けられたもので、尾部の発光器から発する光が火をさげたように見えるので「火垂る」といわれ、ホタル(蛍)となりました。
上の写真なんだかわかりますか? ヒントは、6月25日の雲頂山日記にありますが・・・
答は、ホタルブクロの花の中に入れたホタルの光を花弁ごし見たものです。昔はこうして子供達が遊んだとか・・・
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⇦ 蛍の飛翔 <photo: 2008/07/12 藤本浩一氏提供>
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森林の草むらで発光するヒメボタルの群れです(写真提供:2008/07/16 藤本浩一氏)。
ゲンジやヘイケに比べると弱い光りですが、鋭く歯切れ良く明滅します(ゲンジやヘイケの発光は強さがゆっくりと変化します。)。色は黄色みを帯びています。飛びながら光るのはオスだけで、メスは草木につかまった状態で(羽はあるが飛べません。)発光します。
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今夜、旅館の裏手で乱舞するホタルが最高にきれいでした。
姫ぼたるのスポットにも行ってきましたが、木立の根元に敷き詰めたように光っていてとてもきれいでした。姫ぼたるの発光は8時30分ごろがピークで、9時にもなると光らなくなってしまいます。
20日、21日の連休、きれいな蛍がまだ見られます。この時期蛍観賞ができるのは、市川の最上流部の黒川だけでしょうか。
7月12日と16日の日記に今年のホタルの写真を載せてます。ぜひご覧ください。
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夜毎飛び交っていた蛍も数が少なくなり、いよいよ終りが近づきました。
乱舞が見られるのもあとわずかです。
⇦ 蛍の飛翔 <photo: 2008/07/31>
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順調に蜜を運んでいます。
今月の20日以降に蜜を取る予定です。どれぐらいの量が取れるかはわかりませんが、楽しみです。
また、採集する模様は掲載します。
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蜜蜂の巣箱を開けました。去年はまったく蜂が入らず失敗でしたが、2年目にして初めて蜂蜜を採ることができました。
今回開けた巣箱は去年作ったものですが、今年作ったもう一つの巣箱も来週開けます。今年の巣箱にもたくさん蜂が出入りしてたので楽しみにしています。
箱を開けると巣がぎっしりと… これは期待できそう。 | 長さ70cmくらいの巣が3つ。たっぷりと蜜が蓄えられてます。巣箱の大きさは、約20cm x 20cm x 90cmです。 |
巣を搾ると、とろ~りとおいしそうな蜂蜜が…。 | 瓶に小分けして保存。混じりっけなしの100%天然蜂蜜です。約1.5升ありました。 |
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やまびこ山荘
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